クラスをまたいだブームも生んだ
ネイキッドジャンル
ネイキッドジャンルが成立すると、国内各社はここに多彩なモデルを投入する。'70~'80年代に作られた名車を下敷きにした丸型ヘッドライト、4気筒エンジン、リヤ2本ショックで鉄製ダブルクレードルフレームというのが、その基本フォーマットだ。
'80年代のバイクブームに比べれば減ったとは言え、まだ中型(当時)が主力で、国内市場に大きく力が入れられた時期。またレプリカブームを経て前後17インチや水冷エンジンは当たり前になっていた。その中で750cc超や免許制度変更もあって、CB-SFのように400ccクラスとリッタークラスに兄弟機が多く登場したし、それは各社の顔ともなっていた。
車検制度も緩和されて、マフラーほか大物パーツを変更しても車検が受けられるようになる。その中でネイキッドと親和性の高い、各車両の個性化=カスタム化が一気に広まり、ブームになっていった。