YZFシリーズを楽しむならまず基本ポジションに注意

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バイクを手に入れたらまずはポジション調整

ライダーの体形は当たり前だけど異なるもの。そんな体形・姿勢を調整する初期セッティングの加減で、その疲労度も変わってくる。とくにYZFシリーズは、SSモデルということで、ラクラクポジションなバイクよりステップ、ハンドルの調整が大切に。とくにR1/R6などの本格的なSSモデルの場合は、前オーナーのポジションセッティングが残っている可能性もある。今回は初心者でも簡単にできる、メンテナンスの基本を紹介。レバーの角度はボルト一本で調整できるし、ペダルの高さ調整もそれほど難しい作業ではない。バイクを自分の体に合わせると、抜群に乗りやすくなるし、疲れにくくなる。バイクを買ったらまずは、自分の体形に合わせた「自分仕様」にしてみよう。

バイク調整

SSモデルは何といっても自分にあった姿勢が大切
前オーナーの調整が残っているかも

YZFシリーズを楽しむなら
まず基本ポジションに注意

ブレーキレバーの角度調整は、調整後のワイヤーの動きまで要チェック

ブレーキレバー 角度

1 ブレーキレバーの角度は、跨ってブレーキレバーに手を添えたときに手首の角度が真っ直ぐに近くなるのが基本で、そこから好みに応じて調整したい。

レバーホルダー ハンドルバー

2 R25のレバーホルダーとハンドルバーには元々の合わせ位置が付けられていた。

ハンドル部分調整

3 レバーホルダー上側の8mmボルトを緩めて角度を調整し、位置を決めて再度締める。※クラッチレバーの遊び調整にも注意。手の大きさや自分好みの遊びに調整してみよう。クラッチレバー根元にあるロックナットをプライヤーで緩めて、アジャストボルトで調整すればOK。こちらも簡単だ。

ブレーキペダル調整
高ければ足がつらい 低いと路面に擦るかも

ヒールガード

ブレーキペダルの高さ調整時は、ヒールガードを一時的に外すと作業しやすかった。ヒールガード無しの状態でマスターを仮固定しておく。

マスターボルトの長さを調整

12mmのスパナ2本を使い、ロックナットを緩めてマスターボルトの長さを調整し、高さを合わせたら、ナットを締めロックすればOK。

ブレーキスイッチの調整

ペダルの高さを調整したら、必ずブレーキスイッチの点灯タイミングも調整する。

チェンジペダル調整。
正確にシフトすることでミッション寿命も延びる

チェンジペダル調整 チェンジペダル調整

中古車の場合、前オーナーの体格に合わせてセッティングされている可能性が高い。またライディングシューズの特徴もあるのでこちらも合わせて注意したいところだ。チェンジペダルはチェンジロッド左右のロックナットを緩めて、ロッドの長さを変えてペダルの高さ調整をすればよい。10mmのスパナが2本必要。納車時にショップ店員と相談しセッティングして貰うのもお薦め。

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