最後は、今年に入って発売された人気モデル3台を使ってライディングや積載性、足つきなどの気になるポイントをチェック!扱いやすさやパフォーマンス、利便性など、実際に検証してみた。
レーサーレプリカ全盛期の90年代、ホンダ250cc・4ストロークの頂点に君臨したのがCBR250RRだ。当時は水冷並列4気筒エンジンを搭載していた。
HONDA CBR250RR
中古相場価格:22〜58万円
新車価格:75万6000円〜中古相場価格:72.3〜77.7万円
ハーフカウルが特徴のGSR250SとVストローム250はフレームやエンジンが同じで、ポジションや防風性能もほぼ同じ。実質的な後継機といえる。
SUZUKI GSR250S
新車価格:49万2480円中古相場価格:13.6〜40.9万円
SUZUKI V-STROM250
新車価格:57万240円
90年代初期から盛り上がったクルーザー人気を、ニーゴークラスから支えたのがレブル。当時は空冷並列2気筒エンジンを搭載した、トラディショナルなスタイルだった。
HONDA REBEL
中古相場価格:7〜32.4万円
HONDA REBEL250
新車価格:53万7840円〜中古相場価格:46.5〜53.8万円
ニーゴーモデルといえば、高速道路に乗れるクラスとしては最小排気量となるだけに、上位クラスに比べると走りのクオリティーは二の次・・・なんて思っていると大間違い。ラインナップの充実は、同時にライディング・パフォーマンスの向上をも果たしているのだ。
★★★★★
ホンダからはすでに水冷単気筒エンジンを搭載したスーパースポーツ・CBR250Rがラインナップされているにも関わらず、それとは全く異なるエンジンやフレームで登場したCBR250RRは、やはり走りも別次元。とくに走行モードを「SPORT+」にすると、ワンクラス上のスポーツ走行が楽しめる。
とくに鋭いレスポンスを見せるわけではないのだが、街中からワインディング、高速道路でも心地よく走らせることができるのがVストローム250の大きな魅力。とにかくクルーズしている感覚が気持ちよい。絶妙なライディングポジションも相まって、とくにワインディングでは自在に車体を操ることができる。
コンパクトな車体と小径ホイールの組み合わせは、意外なほどに旋回性が高く、ワインディングでも不満なく走らせることができる。もちろん、足つき性の良さはストップ&ゴーの多い街中でも快適そのもの。高速道路で走行風をモロに受けることと、パワーは上記2車種に比べると物足りなかったことがマイナス1となった。
※中古車相場価格はGooBike.com調べ(2017年8月)。
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