90年代からはじまった国産クルーザー人気も、いまはひと段落したといえるだろう。しかし、それでもドラッグスターなどの新車は発売され続けているし、当時の爆発的人気によって、スティードやビラーゴなどの中古車のタマ数は多く、状態の良い車体も十分に残っている。しかし、当然ながらスティードなどの絶版車はこれからどんどん少なくなっていくだろうし、新車も生産が終了して、今後は店頭在庫も少なくなっていくだろう。つまり、新車も中古車もよりどりみどりの状態なのは、いまがラストかもしれないということ。もしもクルーザーを探しているなら、この機を逃さずにお気に入りの1台を見つけて欲しい。また、クルーザーは他のジャンルとは明らかに異なる魅力に溢れるバイクである。これまでと違うバイクを探しているというライダーも、ぜひ愛車選びの選択肢に加えてみて欲しい。