中古車を購入するときは、人それぞれに判断基準があるが、今回はとくに「最終型」に焦点を当ててみた。
高年式ということだけでなく、「ファイナルエディション」や当時の最先端技術など、
最終型の注目すべきポイントを紹介しよう。
Text/Toshiyuki Sagayama Photo/GooBike編集部
憧れの名車や絶版車など選択肢が広がる中古車選び
バイクの購入を新車に限れば、当然ターゲットとなるのは現行モデルのみ。ところが中古車を視野に入れると、選択肢は絶版車や旧車など、大きく広がる。これこそが、中古車選びの醍醐味のひとつ。憧れの名車や他人とは違う珍しいモデル、さらに若い頃に欲しかった思い出の1台など、まさに「何でも買える」のが中古車選びなのだ。
新車を買うのであれば、当然年式は最新で、今年なら2016年モデルを選ぶことになる。なかには2014年式や2015年式が新車のまま売れ残っている場合もあるが、それにしても高年式の場合がほとんど。もちろん走行距離は0kmだ。
それに対して中古車の年式はバラバラ。同じ車種でも個体によって年式も走行距離も異なる。では、いったいどれを狙えばいいのか?
そこで編集部では「最終型」を是非オススメしたい。
最終型は一般的に、モデルチェンジを繰り返すことによってエンジンや車体の熟成が進んだものが多く、トラブルが少ない。正式に発表されている変更箇所以外にも、じつは細かく変わっていることも多いのだ。
また、最終型には「ファイナルエディション」と銘打ち、豪華な装備や特別カラーを採用したものもある。そしてなにより、年式が新しいのが最大のオススメポイント!
中古車選びはたしかに選択肢が広がる。しかし、広がるからこそ迷うこともあるはず。そんなときは、迷わず「最終型」だ!