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Play Back2000〜2009(PART.08〜09)

Play Back2000〜2009(PART.08)

国内仕様の公道用
2スト車消滅

SUZUKI RGV-Γ250SP(1996)
SUZUKI
RGV-Γ250SP(1996)
レーサーレプリカブームが去った96年に全面刷新を受けて誕生。セル付きの水冷2スト70度Vツインエンジンを積む。生産はわずか数年と短命だった。
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SUZUKI ADDRESS V100(2001)
SUZUKI
ADDRESS V100(2001)
91〜05年の間に、国内累計販売台数が約21万台を記録。原付二種スクーターの代表格として活躍した。その後、バトンタッチした4ストのアドレスV125も超人気!
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HONDA CRM250AR(1997)
HONDA
CRM250AR(1997)
ホンダは、2ストエンジンの排ガスを大幅にクリーン化するAR燃焼技術を確立。97年に、オフ車のCRM250ARに採用した。しかし間もなく、2スト完全廃止を決定した。
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ホンダ CRM250ARのカタログホンダ CRM250ARのカタログ

00年代後半に、非常に厳しい排ガス規制の強化があったことは、インジェクション化の項ですでに紹介したが、90年代末から00年にかけても規制の強化があった。そして、原付二種と小型二輪の継続生産車は99年9月、原付一種と軽二輪は00年9月に施行されたこの規制で、姿を消したモノがあった。2ストロークエンジンだ。

 軽量コンパクトで高出力が望める2ストエンジンは90年代まで、レーサーレプリカや軽さが命のオフ車に採用されてきた。また構造がシンプルでコストが下げられることもあって、スクーターにも多く使われてきた。しかし2ストエンジンは、潤滑油を一緒に燃やさなければならず、また未燃焼ガスが排気されてしまうため、排ガス浄化が難しかった。

 このため、新規制の導入に合わせて、各メーカーは軽二輪クラスの2ストエンジン新規開発を断念。スクーターなどの需要が多い機種は、規制に対応させて00年代に入ってもしばらくの間は新車を販売したが、それでも00年代中ごろには、新車購入できる国内4メーカーの公道用二輪車から、2ストエンジンを搭載する機種はなくなった。

HARLEY-DAVIDSON XL883R(2006)

Play Back2000〜2009(PART.09)

外国車人気がより一層高まった

輪車の国内販売台数減少に歯止めが掛らない一方で、00年代に勢力を拡大してきたのが外国車ブランド。環境規制強化と市場規模の減少により、魅力的な国内仕様車が減ったことから、外国車を視野に入れるユーザーが増えた。また、それまではショップ規模の代理店が販売していた海外ブランドが、続々と日本法人を設立。サポート体制に安心感が増したことも、ユーザーが外国車に目を向けるきっかけとなったと考えられる。さらに、台湾スクーターブランドなどが日本市場へと新たに参入。こちらは、価格の安さで人気となった。この外国車ブームのけん引役となったのがハーレーダビッドソン。小型二輪車のメーカー別シェアで、国内4メーカーを抑えてトップに君臨し続けた!

HARLEY-DAVIDSON XL883R(2006)
HARLEY-DAVIDSON
XL883R(2006)
ハーレーダビッドソンは00年に、日本大型二輪車市場におけるメーカー別シェアの首位に。さらに09年までの10年間で、年間販売台数を約1.5倍にまで引き上げ、ブームを起こした。
ハーレーダビッドソン XL883Rの中古車を探すハーレーダビッドソン XL883Rの中古車を探す
ハーレーダビッドソン XL883Rのカタログハーレーダビッドソン XL883Rのカタログ
KYMCO GRAND DINK 250(2004)
KYMCO
GRAND DINK 250(2004)
キムコ、SYM、PGOといった台湾のスクーターブランドが、日本市場に本格参入してきたのも00年代。この機種は、当時のキムコ代表作。
キムコ グランドディンク250の中古車を探すキムコ グランドディンク250の中古車を探す

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