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Play Back2000〜2009(PART.01)
大型スーパースポーツの主流は4気筒1リッターに
BMW
S1000RR(2009)
00年代終盤には、BMWも並列4気筒エンジンのスーパースポーツを開発。フルパワーは200馬力に迫った。欧州などでは09年、日本では10年に発売開始。
YAMAHA YZF-R1(2004)
YAMAHA YZF-R1(2004)
98年のデビュー時から、「公道最速」を標榜してきたR1も、レースベース車としての役割を持ったことから、この04年型でサーキット性能を追求したマシンづくりになった。
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KAWASAKI ZX-10(2004)&HONDA CBR1000RR(2004)
KAWASAKI ZX-10(2004)&
HONDA CBR1000RR(2004)
04年型で1000ccフルスケール化された、ZX(写真左)とCBR。ZX-10Rは、最高出力175馬力で乾燥重量170kg。CBR1000RRは、初代から国内仕様もあった。
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現在は4気筒1000 vs 2気筒1200

00年代の4気筒1000ccスーパースポーツは、2年ごとに大幅刷新を繰り返すことが多かったが、現在は開発競争が少し落ち着いている。なおレースでは、08年から2気筒の最大排気量が1200ccまで認められ、ドゥカティやKTMがいまもVツイン1200ccを手がける。一方で、以前はV型2気筒だったアプリリアは09年に、V4エンジンのRSV4Rにチェンジしている。
現在は4気筒1000 vs 2気筒1200

Play Back2000〜2009(PART.01)

大型スーパースポーツ
主流は4気筒1リッター

90年代の大排気量4気筒スーパースポーツは、92年型で誕生したホンダのCBR900RR、80年代後半から続くヤマハのFZR1000や96年型YZF1000R、80年代に誕生したスズキGSX-R1100、94年デビューのカワサキZX-9Rと、900CCから1100CCまでが混在している。しかし00年代になると『4気筒スーパースポーツの頂点=1000CC』という構図ができあがる。

 この土台を作ったのが、ヤマハの98年型YZF-R1。当時のGPマシンに限りなく近い車体バランスを実現するため、コンパクトなエンジンを開発。これによりロングスイングアーム化を実現し、150馬力の最高出力と177sの乾燥重量で、多くの熱狂的なファンを生みだした。

 01年には、それにスズキが追従する。以前のGSX-R1100はマッスル系。しかし新規投入されたGSXR1000は、レースでの勝利を目指した00年型750をベースに、車重とサイズをほぼそのままに1000CC(実際には988CC)化するという、大胆な手法によって生まれた。最高出力は164馬力で乾燥重量は170s。他を圧倒する性能だった。

 この頃から、4気筒750CCと2気筒1000CCで競われていたスーパーバイクレースにも変革の波が訪れた。市販車をベースとするこのクラス。しかし世界的に見れば、ナナハンは公道用としてマイナーで、各社はレースのためだけにベース車を生産するような状態。また、当時は2気筒1000CCが圧倒的優位性を誇っていた。そこで、それなら4気筒マシンも1000CCをベースに……となったわけだ。

 そして日本では03年から、JSB1000が最高峰クラスの位置づけとなり、世界選手権も翌年には1000CC化。これに対応するため04年には、CBRやZXも1000CCフルスケールエンジンを搭載したCBR1000RRやZX-10Rに刷新されたのだ。

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