- 通勤・通学で街中を
駆け抜けるライダーにとっては、
どんなバイクでもいいという選び方はできないはずだ。荷物の積載性や取り回し、走行距離にあった快適さも含めて総合的に判断したい。さらに、道路状況や気象条件などの地域差も含めれば車種が絞りやすい。
通勤や通学のアイテムとしてバイクを選ぶ人も多いはず。満員の電車やバスに揺られることもないし、公共交通機関のない場所への移動もこなせる。さらに朝夕の通勤ラッシュをものともせずスイスイと駆け抜けられるバイクは、時間を有効に使える便利なアイテムなのだ。読者のみなさんの中にも、日常的にそうした使い方をする人も多いだろう。ではどんなバイクが通勤・通学に適しているのだろうか?
好きなバイクなら何でもいいというライダーもいるだろうが、通勤・通学に適したバイクを探す際には、まず自分の住むエリアの交通状況や想定しているルートにあったバイクを選ぶことが大切だ。その状況次第では選ぶ車両も変わってくる。慢性的に渋滞がひどい、流れの速いバイパスを良く使う、職場や学校の駐輪場が狭い、常に荷物が多い……などなど人によって条件は違うが、大抵の場合は下に挙げたような要素を重視すれば大きな失敗もないはずだ。
こうした要素以外でも、毎日のように乗っても疲れないとか、燃費が自分のお財布事情にマッチしているかなど、検討した方が良い項目はまだまだある。特徴を挙げていくとキリがないが、ここで紹介したような車両であれば、通勤・通学にもマッチするのではないだろうか。今回は日々の使い勝手を重視しながら、750クラスや原付2種、250モタードから車種をピックアップしてみた。通勤・通学に使用する車両がセカンドバイクかそうでないかによっても選択肢は変わるだろうから、その点も考慮しておこう。


- SUZUKI
ADDRESS V125S LIMITED - ●全長×全幅×全高=1,780×720×1,050mm
●荷室=20.3L ●最小回転半径=1.8m
●平均中古相場=22.5万円
●新車価格=26万9000円(税抜) - 原付1種並のスリムな車体で渋滞の多い都市部では圧倒的人気を誇る。リミテッド版はシート・グリップにヒーターを持つ充実装備が魅力。
荷物も入るネイキッドバイク
- HONDA
NC700S - ●全長×全幅×全高=2,195×780×1,130mm
●荷室=21L ●最小回転半径=3.0m
●平均中古相場=52.1万円 - メットイン装備が魅力のNC700S。ゆとりの排気量とWMTCモードで29.0km/Lという低燃費も通勤・通学のお供にはありがたい。
- KAWASAKI
D-Tracker X - ●全長×全幅×全高
=2,130×795×1,125mm
●最小回転半径=2.3m
●平均中古相場=46.5万円
●新車価格=52万2000円(税抜) - 250オフも通勤快速車として愛用される。中でもモタード車は混雑した街中でも抜群の機動力を発揮。トップケースを付ければさらに頼もしい相棒に。
- YAMAHA
XT250X - ●全長×全幅×全高
=2,040×805×1,110mm
●最小回転半径=1.9m
●平均中古相場=39.1万円
●新車価格=49万円(税抜) - 250オフの中でも、取り回しの良さが抜群に良いXT。信頼性が高く、低速トルクにも溢れたエンジンは、いつもの道もさらに楽しくしてくれるぞ。
- YAMAHA
CYGNUS X SR - ●全長×全幅×全高
=1,855×685×1,130mm
●荷室=31L
●最小回転半径=N/A
●平均中古相場=18.5万円 - 質実剛健のアドレスとは対照的なスポーティデザインが人気のシグナスX。新型モデル登場により、この旧タイプは10万円台でも探しやすくなったぞ。

- ヘルメットからカバンまで収納OK
- GIVI B37 BLADE
- ◎デイトナ ◎2万7000円(税抜) ◎容量37L
- 通勤車への装着率が高いトップケース。容量30L以上ならカバンや雨具、ヘルメットも楽々収納可。車幅に影響しないのも利点だ。
