ネイキッドなどに比べ、防寒性能に秀でているツアラーモデルだが、真冬の寒さの中ではまだまだ足りないものがある。ここではそれを補うアフターパーツを紹介しよう。
- ツアラーをひと言で表せば、長距離移動をより快適に走行することに特化したマシンといえる。そのためツアラーは、比較的大排気量のエンジンに、大型のカウルを装備するのが普通で、長距離走行による疲労の軽減に重きを置いて開発されている。そのため車体は大柄で、一部の車種ではバイクが乗る人を選ぶ。
しかし、長距離を速く快適に移動することを目的とした大型のカウルやグリップヒーターなどの快適装備は、ツアラーならでは。寒い冬は特に気になる。









- HONDA
- CB1300 SUPER TOURING
- 新車価格 :144.9万円 中古平均価格:119.2万円
- CB1300SF、SBなどと比べハンドルが手前上方に位置するため、ライディング姿勢がアップライトになり、長距離移動での疲労が軽減。パニアケースも標準で装着するなど、旅仕様のCB1300なのだ。
屋根で囲った完全防風仕様!?
身体に当たる走行風をいかに少なくできるかが防寒の要。ならば、シールドもしくはスクリーンを延長して車体を覆ってしまえば、より効果的だ。その究極の製品がAIOの発売するルーフシールド。シールド部分は航空機のコクピットキャノピーにも使用される軽量で耐衝撃性の高いポリカーボネートを使い、重量増にも配慮されている。その効果は、真冬の都内でも夏用のグローブで寒さをほとんど感じることが無かったというほどだ。
- AIO
ROOF SHIELD/ワンオフ品 ◎11万円〜13万円

スペースの関係で3位以下を省かせて頂いたが、インターネットで用品を販売するGooBikePartsの防寒用品ランキングでは、上位の半数以上が走行風からライダーの手元または上半身を守るパーツに人気が集まっていた。中でも着脱がDIYででき、さらに費用対効果の高い商品が人気。1位のハンドルウォーマーは、その典型的な商品といえる。一方、ライダーの下半身は信号待ちである程度暖が取れるため、防風パーツよりもウェアで防寒対策を行なうライダーが多いようだ。
- HONDA GOLDWING
- 新車価格:228.9万円〜 中古平均価格:218万円
- グリップとシートにヒーターを装備し、ラジエターを通過した暖かい風は足下に導入。さらに大型シールドで走行風をモノともしない。
- ヒーターを装備し
大型カウルが防寒に効く
- HARLEY-DAVIDSON FLHTK
- 新車価格:350万円〜
中古平均価格:289.4万円 - ヒーター類は装備しないが、大型のカウルを装備するため身体が冷えにくい。
- クラシックな出で立ちながら
防風性能は一級品!
- YAMAHA FJR1300A
- 新車価格:156.45万円
中古平均価格:118.2万円 - 電動シールドにより、どんな体格のライダーでも高いウインドプロテクションを実現。
- 膝周りも寒くない
卓越したプロテクション
- BMW K1600GTL
- 新車価格:300万円
中古平均価格:277.1万円 - 大型のカウルに電動スクリーン、グリップ&シートヒーターも備えた完全無欠のツアラー。
- 電動スクリーンに
各種ヒーターも完備
- SUZUKI BANDIT1250F ABS
- 新車価格:112.35万円
中古平均価格:92.2万円 - ネイキッドのBANDITに、風洞実験でフルカウルを作成。高い防風性能を手に入れている。
- 風洞実験で作られた
専用フルカウル
- KAWASAKI ZX-14R
- 新車価格:159.6万円
中古平均価格:128.2万円 - 超高速域での走行を考慮したカワサキのフラッグシップ。防風効果も極めて高い。
- 超高速で熟成された
一級品の防風性
- SUZUKI HAYABUSA1300
- 新車価格:156.45万円
中古平均価格:141.3万円 - 世界最速を指標に作られた車両だけに、ライダー全体を包み込むカウル形状が特徴。
- 世界最速を目指した
ウインドプロテクション