暖かく快適なウェアを目指し、バイクアパレルブランドからは新素材を使った製品が毎年リリースされる。それらウェアを上手に重ね着すれば、本来持つウェアのポテンシャルを十分に発揮できるのだ!
- 防風効果が優れているバイクを選んでも、体温をウェアで十分に確保することは非常に大切だ。そのためには、インナーウェアで体温を十分に蓄えることが重要。
ベースレイヤー(アンダーウェア)で身体そのものを暖め、ミドルレイヤー(中間着)では暖かい空気を溜め込むのが理想だ。バイク用に作られたウェアなら、ライディングに適したカッティングが施され、動きやすいようストレッチ素材なども使用される。一見、一般衣料でも代用は効きそうだが、バイク用に比べ裄丈、着丈が短く、ライディングポジションを取ると長さが足りなくなるのだ。バイク用ウェアはそれなりに長く着るものでもあるし、専用ウェアの購入をオススメする。
- HYOD
- ウォームハンドブースター
- ◎2625円
- サイズ:FREE
- カラー:ブラック、ホワイト
- 裏起毛でフィット感の高いストレッチ素材を使ったインナーグローブ。ロングタイプのため、手首周りもしっかりと保温してくれる。

車体に装着する防寒パーツは、上半身をプロテクトする商品が人気だった。では、ライダー側の装備はどうかというと、足下の防寒に注目が集まっている。中でも脱着の簡単なオーバーパンツは、車種を選ばず人気が高い。その一方で、レッグカバーやネックウォーマーは、身体のサイズを選ばないという商品の汎用性と、着脱の容易さが人気の理由だ。なかでも、スタイル、性能ともにほぼ完成されたオーバーパンツは、シーズン終盤のバーゲンセールを利用すれば、より良いものを安く手に入れることができる。次の冬に備えて購入するのもありだろう。
- 走行風にさらされるライダーは、常に体温を奪われている。その点で、防風性能の高いツアラーモデルは、防寒効果も高く、冬のツーリングには最適だ。それらツアラーに防寒効果の高いアフターパーツをプラスすれば、冬のツーリングもラクになる。さらに、素材や裁断といったテクノロジーが盛り込まれたライディング専用ウェアを活用すれば、まさに鬼に金棒。寒さを抑えツーリングを楽しむことができるようになるだろう。この特集を通じて、冬のライディングを一人でも多くのライダーが楽しんでもらうきっかけとなれば嬉しい。