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走りの基本性能を高めるレース系カスタム
CBR1000RR by TSR白子 鈴鹿8H レプリカ

SS車の魅力はその高い動力性能であり、
それこそが存在意義でもある。
長所をさらに伸ばすなら、
やはりレーサー的なカスタムが効果的だ。

レース系
CBR1000RR by TSR白子 鈴鹿8H レプリカ
トレンドはショートタイプ
トレンドはショートタイプ
パフォーマンスパーツとしてメジャーなマフラー。最近はGPでも市販車レースでも短いサイレンサーが主流だ。せっかくなら材質はチタンをチョイスして、軽量化と同時にサウンド変化も楽しもう。究極を目指すならフルEXで交換し、さらにサブコンでFI設定を詰めるというプランもある。
操作性に拘りたいステップ
操作性に拘りたいステップ
レース系スタイルなら、絶対に外せないのがその操作性。確実かつスムーズにシフト・ブレーキ操作が行え、万が一の補修部品の準備もあるレーシングステップは是非とも手に入れたい。TSRのような有力レース系ショップでは、このステップのようなオリジナルパーツも各種取り揃えている。
イメージを決定付けるカウル
イメージを決定付けるカウル
11年/12年の鈴鹿8耐を制したF.C.C.TSRホンダ。その本家であるTSR白子が手がけたレプリカらしく、作り込みの高さは見事。耐久仕様を目指すのなら、左右非対称の“耐久カウル”はマスト。完璧なレプリカを作るなら、スポンサーデカールの貼り付け位置やスクリーン形状にも拘りたい。
高額だが効果絶大のサス
高額だが効果絶大のサス
リプレイスサスがメジャーになって久しいが、レース系カスタムでももちろん外せない。走りに拘るのなら、各種調整機構が充実したモノを選びたい。ストリートからサーキット、ツーリングまで幅広い状況に対応できるから、交換して損はないパーツである。余裕があればフロントも!
デカールは再現度が肝

マシンが大きくバンクした時に一番目立つ場所、それがアンダーカウルだ。近年のレーサーはそこにスポンサーデカールを同色で並べるのがトレンド。有名なマシンであれば社外品でデカールキットが販売されている場合もあるが、ない場合はカッティングシートで自作するのも手。ちなみにTSRの現車はペイント仕上げ(!)。

実用性も兼ねたリアセクション
実用性も兼ねたリアセクション
スイングアームに設けられたレーシングスタンド用のフックもレーサー仕様には欠かせない装備。雰囲気作りに一役買うのはもちろん、レーシングスタンドを用意すれば、日常の洗車やメンテナンスでも非常に重宝する。また、リアアクスル部分をガードするスライダーも是非装着しておきたい。
実用性に特化したE/Gカバー
実用性に特化したE/Gカバー
激しいレースを戦い抜くためには転倒への備えも重要。それは公道を走るバイクでも同じ。こうしたパーツは雰囲気作りに一役買うだけでなく、実用性にも優れる。ひとつひとつの造形や使用する素材にもちゃんとした意味を持つ。機能美はそこから生まれるのだ。写真はHRC製カーボン。
足元はアルミ鍛造でキメる

足元はアルミ鍛造でキメる

近頃はSTD状態でもかなり軽量になってきたホイール。しかし、更なる軽量化を目指すならリプレイスホイールは必須。最近は高価なマグネシウムよりも比較的安価なアルミ鍛造品が絶大な人気を誇っている。耐久性の面でマグに勝っているのも公道車にはありがたい。デザインも豊富である。

TSR白子が手がけた2011/2012鈴鹿8耐優勝車のレプリカ。本家本元だけあってそのクオリティはさすがのひと言。ここまでやればまさに完璧である。

SBK MotoGP
SBK MotoGP
SBK MotoGP
レース系カスタムで最も参考になるサンプルがSBKや鈴鹿8耐など、市販車をベースにしたレーサーだろう。レースのレギュレーション自体が市販車を基準にしているため、その気になれば瓜二つのマシンを作り上げることもできる。このページで紹介したTSR白子のFCCレプリカもまさにソレ。レースを追いかければ、マシンのトレンドも見えてくるぞ。 二輪レース最高峰といえばMotoGP。そのマシン作りは大いに参考になるはず。莫大な開発費をかけて製作されるマシンは、エンジンレイアウトはもちろんフレームから何からすべてが市販車とは異なるが、メーカーが持つ技術の粋を集め、速さを求めたという点では変わりない。同一メーカーならば、車体の各部に共通項を見出せるはずだ。

驚異的なハイパワーを搾り出すエンジンと意のままのライディングを可能とする車体、そしてレーサー顔負けのスタイリング。スーパースポーツを愛する多くのライダーが、そうした最先端のディティールに魅力を感じているはずだ。だが、ツルシのままでは面白くないと考えてしまうのもライダーの性。ではどんな方向性でカスタムするか。そう思い立ったときに誰もがお手本にするのは、走りの性能を追究した究極のマシン、レーサーである。
 積極的にレースへ参戦する二輪メーカーの多くは戦いの舞台で自社技術の研鑽に努め、それを市販車へとフィードバックするという開発フローを持つ。世界を股にかけたグランプリレースが始まって以来、レーサー直系のメカニズムを搭載した車両が数多く販売されてきた。それが今で言うところのSS車である。
 メーカーが1台数億円規模で開発するワンオフのレーサーと市販車では越えられない大きな壁があることは事実だが、レーサーが装着する同じブランドのパーツを手に入れたり、カラーリングを真似たりするだけでも気分は盛り上がる。レーサーをお手本としたカスタムは、時代がどんなに変わろうとも、支持されるスタイルであり、外すことのないモデファイ方法のひとつなのである。
 レース系スタイルは、見た目と運動性能を両立する究極かつ王道のカスタムプランと言えるだろう。

Honda
CBR1000RR(2009)
平均中古価格:115.5万円
レース系でレプリカを目指すなら、GPマシンのメインスポンサーのグラフィックを模したスペシャルモデルがオススメ。現行型なら09年型が古さも感じず、価格的にも手が出しやすいかも。
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ホンダ CBR1000RR(2009)
ヤマハ YZF-R1(2012)
YAMAHA
YZF-R1(2012)
平均中古価格:120.5万円
WGP50周年を記念して往年のワークスカラーを纏ったR1。年式が新しいので価格は高いが、GPファンにはオススメ。
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KAWASAKI
ZX-10R(2011)
平均中古価格:105.5万円
MotoGPは撤退したものの、最近はSBKでの活躍が目立つカワサキ。デカールの追加だけで即レプリカが作れそう。
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カワサキ ZX-10R(2011)
ホンダ CBR1000RR(2005)
Honda
CBR1000RR(2005)
平均中古価格:79.5万円
同じレプソルでも旧型CBRならさらに気軽に手に入れられる。大事に乗られた車両が多いのも特徴と言える。
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ホンダ CBR1000RRのカタログホンダ CBR1000RRのカタログ
Honda
CBR600RR SP(2008)
平均中古価格:79.5万円
一部でコアな人気を誇るのが、コニカミノルタカラーの600。今後も大きく値が下がることはそうそうないかもしれない。
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ホンダ CBR600RR SPのカタログホンダ CBR600RR SPのカタログ
ホンダ CBR600RR SP(2008)

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