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目立ち度抜群のスポンサーグラフィックや高価なパーツ満載の車体はみんなの憧れ。ライダーの装備品も合わせてチェック!
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市販車ベースのレースマシンはカスタムのお手本と言える。専門誌やチームのWebサイトでディティールを詳しく調べておこう。
- スーパースポーツは、バイクの中でも最も先鋭化したモデルだ。メーカーも毎年のように改良を加えているが、レース系カスタムのトレンドを見極めるなら、やはりレースにも注目しておきたい。カウルデザインや排気系、足周り、毎年驚異的な進化を遂げるマシンには、カスタムのヒントがたくさん隠されている。特に市販車ベースで行われるSBKや、鈴鹿8耐に参戦するマシンは、かなりのレベルまで再現できるはず。また、全日本選手権に参戦する有力チームの一部は、レーサー直系のパーツも用意する場合があるので、しっかりチェックしたい。
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ハイテックなチョッパーと密接にリンクするニュー・スクール。チョッパー系のショーにもトレンドのヒントが隠されているぞ。
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全米のパーツビルダーが集うディーラーショーは、ニュー・スクールのトレンドを牽引。ショーバイクも多数出品される。
- 日本ではトレンドの行方が掴みづらいニュー・スクール系だが、アメリカで毎年2月に行われるINDYショーが最近のトレンドを牽引しているようだ。また、国内でもアメリカンカルチャーの影響を強く受けたカスタムショー(ホットロッドカスタムショー、FTWなど)に足を運べば、車両が見られるはず。流行り廃りが激しいだけに、トレンドチェックを怠ると自分の愛車がいつの間にか『オールド・スクール』になってしまうかも……。
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コミケなどに足を運べば痛車が見れることも。また各地に点在するアニメの聖地と呼ばれる場所にはそうした車両が多く集まっているはずだ。
- 今のところ痛車に特化したイベントは一部ユーザーの間で開催されるオフ会レベルが主流だが、コミケやアニメショーなどのオタク系イベントに足を運べば、そうした車両が集まっていることも。ただ、この手のスタイルはトレンドというよりも自分の思い入れを表現するものだから、好きなキャラを思いっきり車体で表現することが何より重要だ。
- 柔軟な発想が新たなスタイルを生む
- いま、ファッションやライフスタイルなど様々な分野で、個人ニーズの細分化が進んでいる。日本には『猫も杓子も』という慣用句があるが、一昔前のように誰もが同じスタイルを追いかけて一大ブームが巻き起こる、という時代はもはや過ぎ去ったと断言して良いだろう。それはバイクの世界、カスタマイズの世界でも同じかもしれない。
バイクのカスタムとは、没個性から抜け出し、人とは違った自分だけの世界観をアピールする楽しみである。かつて、スーパースポーツ車のカスタムといえば、いわゆるレース系だけがメジャーな存在であったが、世界中の様々な情報が手に入るようになったいま、あらゆるスタイルが認知されるようになった。今回展開した三つのスタイルは、その中でも特にメジャーなものだ。
ただしこれら以外にもSSカスタムの実例はある。例えばバイクでアクションライドを行うエクストリームライドのしやすさに特化したものや、映画『マッドマックス』的な世界観を楽しむ国籍不明カスタムも一部ではコアなファンが存在する。
ニーズやジャンルの細分化でトレンドが読みづらい世の中だが、圧倒的な性能と最先端のスタイルを持つSS車には、この先まだまだ新しいカスタムが出てくる可能性が秘められている。そうした各スタイルを突き詰めて究極を目指すのも楽しいが、それぞれのスタイルから少しずつエッセンスを取り入れて、自分だけのオリジナルを目指すのもアリだ。
もちろん、SS車以外のカスタムカルチャーからトレンドを頂くのも大いにアリ。ニュー・スクール系の項目でも紹介したが、四輪系のカスタムトレンドをバイクに落とし込む手法は、それこそ最先端のスタイルと言えるだろう。世界のモーターショーやカスタムショーで発表される車両をヒントに、高性能バイクでやるからこそカッコ良くキマるカスタムが今後も生まれるかもしれない。

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