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![]() 自分が欲しい車両を安く手に入れたい! 誰でも車両探しをしていると考えることだが、闇雲に車両を探して価格を調べるだけでは目的は達成できない。目利きと呼べるほどの相場感覚を身につけるには、いまどんな車両が注目されているのか? またその逆は何か? などバイク界のトレンドやメーカーの動きをしっかりと見極めることが重要なのだ。中古相場全体を見渡して初めて身に付くものが相場観なのである。 Text/Ryo Tsuchiyama ![]() 広い視野で中古相場を分析する 本誌に掲載されている中古車の一覧を見ていると、発売間もない新車のような車両から、骨董品のような車両、街中に溢れる人気車両など、種類や価格帯も様々だ。 KAWASAKI Z900 Super Four 言わずと知れた名車Z1。極上ノーマル車では軽く200万を超えるプライスタグがつく。今後相場が下がることはまずない。 平均価格 156.2万円 HONDA CB750 Four 日本車の名を世界に轟かせたナナハン。特に初期型のK0はコレクターズアイテム化しており、入手困難で相場は200万超え! 平均価格 119.3万円 KAWASAKI ZEPHYR 750 生産終了後にプレミアが付き一時的には新車が100万円を超えたこともあるゼファー750。価格下落の可能性は低い。 平均価格 55.0万円 SUZUKI GT750 ZやCBほどではないにしろ、ここ数年ジワジワと価格を上げて来ているジーナナ。100万以下で買えるのはあと数年か。 平均価格 95.1万円 YAMAHA RZ250 峠ブームの立役者とも言えるヤマハ2サイクルの傑作。ノーマル車、カスタム車含め、よく探せば40万円台から購入可。 平均価格 55.2万円 年式や流通する台数にも目を配ろう。 どんなバイクにも価格の変遷があるが、ひとつの分かりやすい目安としては、車両年式や市場に流通する台数をしっかり把握しておくことでもある程度の予測はできる。例えば登場から30年ほど経過すれば、世の中では旧車としての認識が高まり『古いモノ好き』が目をつけることで旧車としての市場価格が形成される。また、市場に流通する台数が少ない車両については、人気の有無に関わらず高額だったり、それまで激安だった車両が何かの拍子で突然プレミアモデルになってしまうこともこれまで何度もあった。 ※平均価格はGooBike4月調べ ![]() |
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