新車で楽しむ『原2ライフ』125cc Class

スズキ アドレス V125

44.4万円の予算であれば、オプションのトップケース（1万1550円）、サイドバイザー（左右セット9870円）、サドルカバー（3360円）、盗難防止装置のイモビアラーム（1万3440円）なども余裕で追加できる。

総評：　愛車探しで大事なこと。それは自分の中でテーマを持つことだ！

　今回は、44.4万円という金額を基準にバイク選びを考えてみた。本誌では毎号数千台の新車、中古車物件を掲載しているが、欲しい車種が決まっていてもこれだけの台数の中から、気に入った一台を探すことはとても大変な作業だ。
　そんな時には、まず自分の中でひとつテーマを決めてみよう。今回のように具体的な金額でもいいし、走行距離、色、カスタムの有無、年式、など自分が拘りたいこと、または妥協したくないことなど何でもいい。それを基準にして車両を絞れば、バイク探しはもっと楽になるし、何がお買い得なのか？ も、おのずと見えてくるものなのだ。
　GooBikeのWebサイトで車両検索をする場合でも、先ほど述べた項目は事前のチェック項目として設けられている。そこにチェックを入れたり、外したりしながら車両を検索すると、検索結果は面白いように変化する。本誌でもINDEXページを見ながら、ある価格帯で区切れば、その車両のメインの価格帯や、年式と相場の傾向などがすぐに把握できるはずだ。面倒かもしれないが、そういった作業を繰り返すことで、実際に車両を見に行くことが出来なくても、「この価格設定は割高だ」「こっちは相場よりも安い」などと、ある程度の判断力を身につけることができる。そういう機会を増やしていけば、相場感が養われて結果的には買い得の車両かどうかを判断できるようになるはずだ。
　ブラリと立ち寄ったショップで衝動買いすることもあれば、おもむろに開いたページに運命の車両が載っていることもある。新車でも中古車でもバイク選びは『出会い』が全て。ハッキリしたテーマを持って入念な下調べをすれば、その出会いが『良い出会い』になる確率はグンと高まる。決して運の良し悪しではないのだ。肝に銘じておこう！