2025/05/19 19:26:44 更新【スーパーカブオイル交換】ホンダスーパーカブ70 エンジンオイル交換、ドライブチェーン調整ホンダ スーパーカブ70
オイル交換で定期入庫されたホンダスーパーカブ70です。 前回のオイル交換からはあまり距離は伸びていませんが、一度熱を加えてしまったエンジンオイルは徐々に劣化しますので半年を目安に交換が必要です。

エンジンは小排気量程高速で稼働しています(常用回転域が高いのです) つまり油膜切れのリスクが小排気量程高くなりますので、十分なスペックを持つオイルを使用します。 常用回転域が低く、クラッチの潤滑をする必要のない自動車用オイルを使うのはNGです。 小排気量は熱による劣化は少ないものの、逆にあたたまりにくいエンジンゆえに冬場は内部に結露が発生しオイルに水が混入します。 125cc以下の小排気量車はオイルフィルターが備わっていないことが珍しくなく、またオイル容量も大変少ないことからオイルの劣化は驚くほど早いのです。 1500〜2000キロ毎、または半年以内毎のどちらか早い方で実施してください。

こちらの車両のオーナーはきっちりと半年毎にオイル交換を実施されているため、エンジンのコンディションは最高です。 オイル交換時には同時に各部を点検します。 タイヤの空気圧や摩耗具合。 ブレーキの状態。 ドライブチェーンの状態。 各可動部の状態。 灯火類やホーンの状態。 その他各部で部品の欠損等がないかなどを確認していきます。

ドライブチェーンが伸びているようです。 スーパーカブのドライブチェーンはチェーンケースで覆われています。 点検のための窓があるので、そこで注油状態やたるみ具合を確認します。. チェーンが伸びてたるんだままだと異音がするだけでなく、チェーンの劣化(伸び)も加速度的に早まります。 たるみを無くして張りすぎてしまうとサスペンションが稼働しなくなりますので適正のたるみ具合を維持させる必要があります

ノンシールタイプのチェーンの場合、乗りかたによりますが1000〜3000キロ程度で要調整となります。 オイル交換時には必ず点検し、必要であれば適宜調整、注油してください。

ひととおりの点検とチェーンの調整を終えたら新しいエンジンオイルを注油して作業終了です。