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2025/01/27 18:39:17 更新【ピアジオMP3】ピアッジオMP3 250RL  駆動系消耗品一式(ドライブベルト/ウェイトローラー/スライドピース)交換、ブレーキパッド交換、エンジンオイル&フィルター交換 ピアジオ MP3 250RL

作業実施日 2025/01/27

フロント2輪、リア1輪のスリーホイラー。ピアッジオのMP3 250RLに整備入庫いただきました。

今回のメニューは駆動ベルト交換、フロントブレーキパッド交換、エンジンオイル&フィルター交換です。 スクーターは目に見えない箇所に駆動ベルトがあります。 エンジンの動力を後輪に伝えるためのベルトです。 チェーンでもなければシャフトでもありません。 ベルトです。

ベルトは基本的にはノーメンテナンスでOK ドライブチェーンと違って注油やたるみ(伸び)の調整も不要です。 但し摩耗しますので定期的に交換が必要になります。

お乗りになられるシチュエーションによりますが、一般的に12000〜18000キロで交換です。 摩耗すると切れます。 切れるとエンジンが調子良くても車体がまったく前に進まなくなります。 走行中なら失速しますね。 このトラブルを防止するために、早めの12000キロ超で交換がおすすめ。 うっかり忘れても15000キロを超えたら出来るだけ早く交換しましょう!

交換時にはベルト共に「ウェイトローラー」「スライドピース」も同時交換です。 どちらもベルト同様に消耗品で、これらが摩耗するとスムーズに変速してくれません。 スクーターは無段変速のオートマチックトランスミッションです。 これがスムーズに動かなくなると、例えばずっと低速ギヤで固定されてしまうことがあります。 発進はスムーズなのですが、速度が伸びていきません。 エンジン回転数は上昇するのに速度が伸びなくなるので燃費がどんどん悪くなります。 逆に高速ギヤに固定されると発進でモタつきます。 速度があがっていけば問題が解消されるものの、停止→発信のために加速してくれなくなります。 忘れずにベルト共に交換しましょう。

ケースに納められているベルトやプーリー(変速装置)、クラッチとともに消耗品であるベルト、ウェイトローラー、スライドピースを取り外します。 見た目では消耗しているかは判断できませんが、新品と比較するとわかります。

ベルトは痩せて細くなっていますね。 ベルトは細くなると発進加速が良好になりますが、速度が伸びなくなります。 わずか数ミリでも大きく変わります。 最近、速度が伸びなくなったな…加速はいいんだけどなぁ…という方は注意が必要です。

ウェイトローラーはエンジン回転数に応じてコロコロとプーリー内を転がって移動します。 このウェイトローラーが編摩耗すると転がらなくなり、スムーズに変速しなくなるのです。

スライドピースも交換して組み上げれば駆動系消耗品の交換(オーバーホール)は完了です。 当店の整備カルテに交換した時点での距離をしっかり記録しておきます。

フロントブレーキパッドを交換します。 フロントには車輪がふたつ…左右それぞれにディスクブレーキが一つずつ備わります。 これってダブルディスクブレーキ…ってことで良いんですよね? 普通のバイクだと1つの車輪に2つのディスクブレーキが装着されていることをダブルディスクと言うのですが… なんてことを考えながら古いパッドを取外して新旧比較。

危ない…もうパッドが無くなっています。 このまま走り続けるとパッドのバックプレートがローターを削ってしまうところでした。 当然ながら摩擦熱もブレーキホース内に伝わりやすくなりますのでペーパーロック現象が発生しやすくなります。 ブレーキホース内の作動油(油圧オイル)であるブレーキフルードが沸騰し、気泡が発生する現象です。

気泡が発生すると油圧がブレーキディスクキャリパーのピストンを押すための力が逃げてしまい、ブレーキが効かなくなります。 ブレーキフルードは沸点が高く設定されていますが吸湿性が高く、吸湿することにより沸点が低下します。 ペーパーロックを防ぐためにもブレーキフルードは定期的に交換しましょう。

今回のパッドは問題外の減りかたですが、パッドが減ってくると熱が伝わりやすくなります。 減ってるけどまだ大丈夫…と思わず、パッドも早めに交換するのがベターです。

エンジンオイル交換とともにフィルターを交換します。 使用するオイルはミッツ・ハー公式推奨エンジンオイルルブロスの人気ナンバーワンオイル、Moto-SS 5W-50を使用します。 Moto-SSは5W-50と範囲の広いマルチグレードオイルで季節を問わずに使うことができる便利なオイルです。 APIの最高峰グループVに分類されるエステルと、グループⅣに分類されるPAO。このトップ2グループをベースに使用しています。

エステルは分子構造にマイナス極性の酸素物資を持つため、金属の摺動面に密着する性質を持ちます。一般的なエンジンオイルは通常6時間程度でピストンやシリンダーから流れ落ちてしまいますが、エステルがあると薄く均一な被膜が付着したままを維持できるため、金属の直接接触をある程度避けることができます。 また、エステルはもともとジェットエンジンの潤滑剤として開発されたため、熱安定性と化学安定性に優れ低粘度のベースオイルを使用できるだけでなく、低粘度でも摩擦を下げてくれるので馬力損失を少なくできます。更にせん断安定性、低温流動性、揮発防止性、洗浄分散性など数々のメリットがあります。 PAO(Poly-a-Olfin)は合成炭化水素とも呼ばれ、エチレンから製造される「a-オレフィン」を原料にし、重合反応と水素化処理によって精製されます。 粘度指数が高く、高温時においてはVHVIよりも厚い油膜を保持することが可能です。 ワックス分を含まないことから低温粘度特性にも優れ、低温時の始動性向上や暖気時間の短縮、省燃費性能に利点があります。 また、エステルの弱点とも言える耐久性を克服しているのも特徴。

ベースオイルの最高峰エステルと、高性能を維持しつつ実用域におけるメリットや耐久性を高次元でバランスさせたPAOの組み合わせに、ルブロス最大の特徴である新開発ベースオイル“ナノパフォーマ”を配合。 ストリートからワインディング、サーキット走行会等のハードな走りまで幅広くお使いいただけます。 ルブロス独自の特殊技術による新ベースオイル「ナノパフォーマ」は①オイル分子の細分化、②オイル分子の均一化、③オイル分子の結合力強化という特徴を持ち、そのナノオイル分子はオイルと金属の隙間を埋め、ベアリング効果や、密閉効果をより高める働きをします。

ベアリング効果によるフリクションが少なくなる結果として 1.油温上昇の抑制・安定化・低減 (摺動抵抗の軽減により、摩擦発生と酸化・劣化の予防) 2.高回転での伸びが良くなる (クリアランスを均一化して、摺動抵抗を軽減) 3.エンジン音を抑える 密閉効果により吹き抜けを抑える効果として 1.パワーとトルクの上昇 2.ブローバイガスの減少 3.オイルの耐久性向上

これらのナノパフォーマを配合されたMoto-SSは高出力エンジンや高回転エンジンを搭載した高性能車に最適で、特にレスポンスを重視したライダーには最適なエンジンオイルです。 また、常に高回転となるスクーターにも最適な万能高級エンジンオイルです。 MP3にはピアジオの汎用エンジン、クオーサーが搭載されます。 軽やかで高回転型のクオーサーエンジンには絶対におすすめのオイルです!

リアタイヤの摩耗が気になってきたMP3 次のオイル交換のタイミングでタイヤも交換しましょう。 いつもご用命いただきありがとうございます!

対象車両情報
メーカー・ブランド
ピアジオ
車種
MP3 250RL
作業実績タグ

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