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2024/08/04 14:01:47 更新【車検 整備】ホンダCB400スーパーボルドールホンダ CB400Super ボルドール VTEC Revo

作業実施日 2024/08/03

車検のご依頼でホンダCB400スーパーボルドールにご入庫いただきました。

とても奇麗な車両です。 常日頃、奇麗ににされている車両は車検や整備もスムーズです。 そもそも奇麗にしている時点で日常的に点検をされているわけですからトラブルは少ないのです。 オイル交換等のメンテナンスも定期的に行っています。 前回のオイル交換も4月に実施してから約1000キロしか走行していません。 ブレーキフルードは2年前にご納車してから交換していませんので、今回は交換しておきましょう。

車検の費用は決して高くないと思います。 車検のタイミングでタイヤやら何やらと一斉に整備すれば高くなりますが、定期的に必要な箇所を整備していれば基本的な費用だけで済みます。 車検の前に24か月点検に準じる点検と、車検ならではの調整や整備を行います。 この費用が11,000円。 そして車検を実際に受けてくるための手数料、いわゆる車検代行手数料が22,000円です。 法定点検に準じる62項目の検査を実施しますが、その検査の結果整備・交換等をするかは法的には定められていません。 「良好」かそれ以外なら「調整」「清掃」「分解」「修理」「締付」「給油」をしましょうという内容です。 例えばオイル交換のサイクルはメーカー(車種)ごとによって指定が異なります。 もっと言えばメーカーの指定ではなく、その車両のオーナーの乗りかた・使い方によって異なります。

タイヤも中央部分の溝が十分でも編摩耗していて交換した方が良い倍もありますし、そもそもゴムの劣化は硬度計などを使わなければ客観的に判断できません。 ところが車検時には法定点検にある「オイル量」のチェックなどはされません。 法定点検項目は点検するうえでの基準項目になりますが、それをどう判断して整備するかが重要です。 基本的な整備にはドライブチェーンの洗浄や注油は含まれていますし、ライトの光軸調整等も含みます。 何かを交換する必要がなければ追加費用は発生しません。 今回はブレーキフルード交換くらいですね。

あとは法定費用。 自賠責保険料24か月分が8,760円 重量税が最大5,000円(初年度登録年式により異なります) 検査・審査の非課税印紙証紙代が1,800円 これだけです。 但し250ccだって定期整備しますから一概にそちらのが安いとも言えません。 車検がなければ重量税はかかりませんし、検査審査の1800円もかかりません。 自賠責保険料は250ccでも支払う必要があり、その費用は実は車検のある児童人車より高額です。 同じ24か月で比較すると小型二輪(250ccを超える車両)は8,760円ですが、軽二輪(125ccを超えて250cc以下の車両)は8,920円です。 どうでしょう? 実際のところ、車検の有無は維持費に大差はなく、月当たりのコストで計算すれば微々たるものなのです。

ブレーキフルードはずいぶん変色していました。 フルードは吸湿性があります。 時間と共に大気中の水分を吸収してしまいます。 ブレーキは摩擦によって制動させる仕組みですが、その際に発生する摩擦熱によって油圧のオイル(フルード)が沸騰しないようにしなくてはいけません。 ブレーキフルードは沸点が高いのですが、吸湿してしまうと沸点が低下し危険です。 ブレーキを多用しているときにブレーキフルード内に気泡が発生し、ブレーキが効かなくなります。 ブレーキフルードタンクは密閉されていません。 常に大気が出入りしる状況にあります。 つまり時間の経過とともに吸湿します。 たくさん乗ってても、乗っていなくても、とにかく定期的に交換することが必要です。

各部を念入りに検査。 ドライブチェーンが少し伸び気味でしたので調整します。 ライトの光軸確認や調整、排ガス濃度の確認、音量の確認など各部の点検と調整を経て車検場へ向かいます。 夏場の車検場はなかなかハード。 自動車は車内でエアコンが効いていますが、我々バイク業者は炎天下の中で検査ラインに並びます。 周囲の自動車のエアコンの熱気をもろに浴びながら… トラックからの積み下ろしも太陽の熱とオートバイの熱、トラックの荷台の照り返し…日影が欲しいけど無いんですよね…

こちらの車両はマフラーが交換されています。 本来はマフラーに排ガス浄化装置の触媒が入っていますが、マフラーを交換した場合はそのマフラーが政府が承認した触媒が装着されているかの証明書提示しなくてはいけません。 仮に実際に測定し、音量も排ガス濃度も規定値以内だとしても証明書が無くては車検は合格しません。 いわゆるガスレポと言うやつですね。 正式名称は「自動車排出ガス試験結果証明書」 これが無いマフラーは車検に合格しません。 よく「JMCA認証マフラーでそのマークが装着されているマフラーなら車検はOK」と、いかにもな噂がありますが嘘です。 マークがあれば恐らくマフラーメーカーからガスレポが発行されるはずなので用意しましょう。 認証マークが必要なのではなく、ガスレポ自体が必要なのです。

検査官にガスレポを提示してから検査ラインへ入ります。 ブレーキ制動テスト、速度計テスト、ヘッドライト光軸テストを経てから排ガス測定。 これらを何ら問題なく合格すれば車検は終了です。 しっかり準備しておけばラインに入ってから5分で済みます。

車検終了後は車両を念入りに洗車。 汚れだけでなく、古いグリスなども奇麗に洗浄します。 ドライブチェーンも洗浄します。 洗車後は各可動部に注油・グリスアップを行います。

最後にガラスコーティング剤でボディを磨いて作業終了です。 車両の整備状況や、奇麗な状態は2年前の状態に戻せるようにすすめるのがミッツ・ハーの車検方針。 つまり納車時の状態に戻すことを目標としています。

もともとピカピカだったので新たに施工したコーティングの効果はわかりにくいのですが、コーティング皮膜はより強くなったことでしょう。 これにて車検終了。 土曜日にお預かりして、翌週の土曜日に返却。 お預かりした際には無償で代車をお貸ししましたので足代わりに使ってもらいました。 この度は誠にありがとうございました。

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