【車検 整備】ホンダCB400SS 車検整備、チェーン交換、ブレーキパッド交換、エアフィルター交換、ブーツ交換、オイル交換、他(ミッツ・ハーの作業実績 2024/03/29)|バイクの整備・メンテナンス・修理店を探すなら【グーバイク(GooBike)】

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2024/03/29 17:26:50 更新【車検 整備】ホンダCB400SS 車検整備、チェーン交換、ブレーキパッド交換、エアフィルター交換、ブーツ交換、オイル交換、他ホンダ CB400SS

作業実施日 2024/03/29

車検整備で入庫いただきましたホンダCB400SSです。

車検を受けるためにまずは24か月点検(52項目)を行います。 問題があれば調整、交換、修理などを実施し車検の臨みます。 車検はあくまでもオートバイが公道を走るための保安基準に適合しているかをチェックするものです。 合格すればメンテナンスは完了というわけではありません。 車検合格後にお客様と事前に相談した整備個所に手を加えていきます。

まずはフロント周り。 フロントフォークのブーツが破れています。 これだけなら機能的に問題があるものではありませんが、フロントフォークの摺動部が汚れてしまった時に清掃をし難いのが問題です。 そのままにしておくと錆びてくることがあります。 摺動部が錆びるとフロントフォーク内に封入されているフォークオイルが漏れださないようにしているオイルシールを傷めてしまいます。 シールが傷めばオイル漏れが発生します。 その為、忙しくて洗車ができない人でもフォークの摺動部は小まめに汚れをふき取るなどの管理をして錆びさせないように注意しましょう。

このままでは清掃もしにくいですし、汚れにも気づきにくいです。 取り払ってしまっても良いのですが、あとからカスタムパーツとして装着する方もいるほどの部品です。 どことなくクラシカルなムードがオートバイの雰囲気とまっちしていますし交換することにします。

車体からホイール、ブレーキ、フロントフェンダーを取外し、フロントフォークをステムから抜き取ります。

新しいブーツの向きを間違えないように注意して交換します。 「INSIDE」の文字が向きを示しています。

ブレーキパッドも交換します。 市街地走行が多いオーナーの車両です。 発進/停止の多い市街地走行では頻繁にブレーキを使うため、摩耗が早いようです。 車検では合格するレベルでしたが摩耗しているのは間違いなく、このタイミングで早めに交換します。

ブレーキキャリパーを清掃しグリスアップ。 新しいブレーキパッドに交換し、ブレーキフルードの新しいものに交換します。 ブーツを交換したフォーク、フロントフェンダー、ホイールを装着。 ホイール装着時には必ずホイールベアリングの点検と、アスクルシャフトの清掃・研磨・グリスアップを行います。 最後にパッドを交換したブレーキキャリパーを取り付ければフロント周りの作業は終了です。

エアフィルターも交換します。 前回の車検時は清掃でしたが、18000キロ超の車両ですのでかなりの汚れ具合。 今回は交換します。

新旧比べれば汚れ具合は一目瞭然ですね。

続いてエンジンオイル交換です。 フィルターは前回のオイル交換時に実施すみですので今回はオイルのみ交換します。

エンジンオイルはクランクケース下部にあるオイルパンに入っており、それがオイルポンプでエンジン各部(上部のヘッド方面)へ圧送される車両が多いのですが、この車両やヤマハSR、ハーレーダビッドソンなどはオイルパンではなく別にオイルタンクを備える車両もあります。 このタイプをドライサンプと言います。 交換時にはエンジン下部のクランクケースと、オイルタンクの両方からオイルを抜いてあげる必要があり、オイル補充する際はエンジン始動直後にタンクのオイル量をチェックする必要があります。 エンジンを停止してから時間が経過すると徐々にオイルタンク内のオイルがエンジン下部のクランクケース側の降りていくからです。

オイル交換時に適正な量を入れたはずなのに。翌朝チェックするとオイルタンクが空っぽ! あわててオイルを補充すると入れ過ぎになりますので注意が必要です。 ご自分でオイル交換し、オイルを入れ過ぎてしまいシフトタッチガめちゃくちゃ悪くなり、ニュートラルに入らなくなったと飛び込んでこられる方もいます。 DIYの整備も良いのですが、間違わないように注意しましょう。

車両の各部を触診するように洗車していきます。 ドライブチェーンの洗浄もミッツ・ハーでは洗剤を使って水洗い。 チェーンクリーナーは吹き残ってしまうことがありますので、よほど古いチェーンルブが固着でもしていない限り使いません。

洗浄後にはしっかり乾かしてから注油…なんですが、チェーンを点検すると本来は屈曲する部分が固着しています。 チェーンはまだ伸びていないので使えそうですが、リンク同士が固着しはじめたら交換時期です。 こうならないためには小まめな注油を忘れないようにしてくてください。 よくシールタイプチェーンには注油不要と言ってる方がいますが間違いです。 チェーンの注油はメーカーでも指示しています。

チェーンの交換には専用の工具を使います。 よく古いチェーンを切断するためにグラインダーを使う方法が動画サイトで紹介されていますが、オートバイに火の粉が飛ぶグランダーは使わない方が良いでしょう。 というか危ないですからやめましょう。 専用工具でチェーンのリンクを繋いでいるピンを押しだしてチェーンを切断します。

切断されたチェーンに新しいチェーンをタイラップで繋ぎ、そのまま古いチェーンを抜き取ると新しいチェーンに入れ替わりが完了します。 シールタイプチェーンはリンクを繋ぐピンにたっぷりのグリスが塗布され、そのままOリングで封入されています。 新しいチェーンを繋ぐときのリンクのピンにもしっかりとグリスを塗布し、Oリングをセット。 外側のプレートを圧入します。 圧入しただけでは走行中に外れてしまうので、仕上げにピンの外側をカシメて太らせます。

チェーンを繋いだリンクのピンを正面から写した写真を見るとわかると思いますが、ふたつのピンのうち右側は少しピンの直系が大きくなっているように見えますよね? これがカシメた結果です。 これなら外側プレートは抜けません。 左右ともしっかりとカシメます。 力任せにカシメてしまうと、ピンが歪んでしまいリンクの動きが悪くなるので注意が必要です。 慣れていない人はこまめに確認しながらカシメていきましょう。 慣れていいれば感覚で「こんなもんか」という力加減がわかります。 このあたりは台数をこなしているオートバイ屋さんの経験が生きますね。 カシメ作業が終わればあとはチェーンのたるみ具合を調整して作業終了です。

チェーンはスチール製なのでそのままだとサビます。 錆びてもリンクが固着しなければ問題ありません。 逆に錆びていなくて奇麗でも、固着していれば要交換です。 ただ、錆びてると見た目がよろしくありませえんし、その錆がピンなどに浸透し固着する原因になることがあります。 その錆を防止するためにもチェーンルブ(オイル)の塗布は必要です。 錆びをもっとしっかり防止したい人にはカラーコーティングしたチェーンがおすすめです。 今回はそのタイプでクロームメッキ加工されたチェーンです。 シルバーの輝きが奇麗なだけでなく、錆びにくいという実用的な効果のあるチェーンです。 他にもよく見かけるゴールドチェーンやブラックチェーン、ピンはゴールドでプレートがブラックのコンビチェーン、他にも赤や青、グリーンのプレートのチェーンもあります。 あまり目立たせずに、それでいて清掃すればキラリ輝くシルバチェーンはゴールドチェーンに続いて人気がありますね。

お洒落は足元から。 オートバイの下部にもキラリ輝くアイテムを使ってあげましょう♪

対象車両情報
メーカー・ブランド
ホンダ
車種
CB400SS
作業実績タグ

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