お客様からのオーダー製作でご注文いただきました。 ご契約から車両完成までお日にちかかるので作業進捗を写真付きでご報告させていただいています。 進捗報告を楽しみにされる方もいますし、車両が手元に届くまでひたすら我慢される方等もいらっしゃいます。

まずはベース車両が入荷しました。 予定される作業内容にもよりますが見た目のキレイさやメーター表示の走行距離ばかりを優先するのでなく車両全体の雰囲気やオーラ的な物も大切だったりします。言葉では難しいですが今までの経験や勘みたいなもので選びます。

とりあえずバラせるところはばらして完成車のイメージに近づけるために色々と部品を取り付け、加工や製作物を進めていきます。まずはタンクのマウント、シートレールの製作、シートの製作と進めます。 ここでおおよその完成車のアウトラインは決定すると思います。タンクのマウント位置や車高など気にする事ばかりです。

ある程度の作業が進み加工や製作が終われば一度バラバラにします。 フレームをひっくり返したり各部作業できなかった部分の本溶接や加工を引き続き進めていきます。 今回の内容だとボルト、ナット類は再メッキなので色々とした処理後にメッキ屋さんに持ち込みます。 メッキの完成まで日にちがかかるのでその間に車体関係のペイントに進みます。 旧塗膜を剥離し、錆を落としペイントの下地を進めていきます。

ボルト類は黒色にメッキいたしました。 ペイントが済んだ部品を組み立て随分とバイクらしい形になってきました。

エンジンももちろんペイント済みです。 事前に把握できた不具合は整備、部品交換し見た目はもちろんですがしっかりと機能面もあわせて作業を進めていきます。 いくらカスタムされていてもだらしない配線の取り回しやどうしても仕方のない不細工な部分が目立ってしまうと完成車のクオリティーを台無しにしてしまうのでメインハーネスの加工も含めできるだけでシンプルな物を目指していきます。

ペイント済みのタンクも乗りほぼほぼ完成形になってきました。 各部ペイントし、ボルト類も再メッキ。 古い中古車がベースになるオーダー製作ですがサビも無くツヤ感のあるとてもキレイに組み上がってきました。

シートレザーの張り込みも完了し、形としては完成です。 後はオーナー様に登録し、ナンバープレートを付けて試乗になります。 あくまで乗り物なので実際にある程度の距離を走ってみないと症状が出ない物や乗って初めて発覚する不具合もあるので試乗で不具合がみつかればそこから更に部品交換や整備、調整を行います。 オーナー様へは試乗で不具合が無い事を確認した車両を納車します。 絶対とは言えないのですがオーナー様になるべくご迷惑をおかけしない様に心がけています。 ぜひご理想のカスタムや車両のご相談を心よりお待ちしております。