500SS H1の小ネタですが、大切なメンテナンスの紹介です。(moto-JOYの作業実績 2021/01/19)|バイクの整備・メンテナンス・修理店を探すなら【グーバイク(GooBike)】

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2021/01/19 13:14:23 更新500SS H1の小ネタですが、大切なメンテナンスの紹介です。カワサキ 500SS

作業実施日 2021/01/10

最近、アイドリングが弱くなってきて、ストールすることがある。との事で入庫したKH500. 確かに2番のエキパイの温度が周りよりも低く、アイドリングが、弱い。 更にはヘッドライトを付けるとリミッターが効いた様に吹け上がらない時があります。 点火系はウメデンさんのCDI。しかし、1番と3番はきちんと点火しているので、CDIは大丈夫そう。 点火タイミングをチェックし、ピックアップ周りをチェックしても問題ない。 ので早速コイルを外してチェックです。

社外のプラグコードに替わっています。 よく見ると、

あれま!? 穴が開いてます!? フレームに接触する場所でもないので、何らかの原因で、熱を持って、樹脂部分が解けてしまったようです。 という事は、、、

やはりコードとの接触不良ですね。 このコイルの場合、コードは芯線を出さずに、コイル内の針に刺して接続するタイプです。 今までは上手い事接触していたんでしょうね。 ライト点灯時に吹け上がらないのも、接触が悪いところに電気がたくさん送られると同時に、 コイルには電機が溜まりすぎて発熱し、穴が開き、電気を沢山使ってしまう為、 ライト周りで電気を消費すると、点火への電気が少なくなってしまい、リミッターが効いたように吹けあがらなくなるということでしょう。 (ウメデンのCDIは大電流を流せる代わりに、異常に電圧が下がると正常に作動できず、失火をします) ここで、さあ交換しよう。と言いたい所なのですが、この車種E型、F型は「コイルが特殊で代替がない」 とウメデンさん。 「一時使えても、いつかCDI自体がパンクする恐れがある」 と教えていただきましたガーン そうなると、コイル本体を修正です。

接続部を開けてみました。  各配線との同通、抵抗を測ってみると、他のコイルとほとんど差がありません。ということは復活できる!! 芯金部分は少しぐらついているので、動かないように固定し、プラグコードを差し込みます。

奥までぎゅうぎゅうに押し込みました。これで接続は完璧!! で、この開いた穴はどうするの?   ちゃんと絶縁のカバーをかぶせてから、エポキシで固めます。 (エポキシで、しっかり絶縁できます)

今回は2番だけではなく、1番も同じ不具合が出始めていたので同じように修正しました。 で、テストランをしたところ、エンジン始動、吹け上がり、アイドリング良好!! トルク感も増しました!! ライトをつけてもビンビン吹け上がり、バッチリ修整出来ました!! プラグコードが固くなってきた。キャップを外すと緑青(ろくしょう)が発生していた。そんな場合はコイルが破損する恐れがあります。お手ごろなコイルが売っている事もあり、気軽に交換できるパーツですが、接続をきちんとしてあげると、本来の性能が発揮できるほかに、耐久性もあがるので、不安がある方は、また相談くださいねウインク

対象車両情報
メーカー・ブランド
カワサキ
車種
500SS
作業実績タグ

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5.0

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