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2006 JAPANESE NEW COMER! 2006年国産ニューモデルインプレッション!
ワインディング最速系スーパースポーツ HONDA CBR1000RR
60%のパーツをリニューアル2年目の進化に込めたレーシングDNAの秘密とは?
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HONDA CBR1000RR
JSB、SBKといったレースでの活躍はもちろん、ワインディングマシンとして
最高ランクの性能を持つCBR1000RRが、各部を大幅リファインして登場した
 04年の発売以来、CBR1000RRの国内仕様は、この22カ月間に5000台以上がユーザーの手元に渡った。このクラスはスペック面で圧倒的に逆車市場が優位という見方が大半だが、その乗りやすさ、走る楽しさにおいては、国内仕様でも異存なし、という声もうかがえる。その1000RRの第二世代となる06モデル(国内仕様)がリリースされた。
 新型1000RRは、ルックスからシャープさを増した。細く軽量になったラジエターを包み込むアンダーカウルの排気ダクトの造形に深みを増し、アッパーカウルも彫りの深さを増している。しかし、このデザインも、高速域の空力面でハンドリングに影響を及ぼすために、テストコースにデザイナーがおもむいて最終仕様まで幾度もデザインの修正を加えたという。また、レーサーベースとしてのポテンシャルを高めるため、インテークポートの拡大や圧縮比アップ、クランクシャフトの強化など、多くの変更を加えられたエンジン。また、クラッチやミッション、フロントフォークやブレーキにも変更が加えられている。
 その乗味はリヤタイヤの接地感がソリッドに伝わり、従来モデルにも増して安心感をもったままワインディングを堪能できる設定だ。また、走りの質感ともいえる部分の伸長も著しい。拡大されたフロントブレーキの操作感と制動の立ち上がりと、減速感。コーナーのアプローチでもライダーのコントロールとバイクの動きの位相が少なく「思いどおり」に走っている感覚に包まれる。実際にはかなりのハイペースでワインディングを走っても、バイクに乗せられているという距離感や、加速やグリップ感に危うさを感じる場面がなく、ねらったとおりの走りが目の前に展開する爽快感に浸っていられるのだ。すでに登場当時から持ち合わせた異次元の走りの楽しさを、このモデルではあらゆる部分でバランスよく伸長させ、上質といえる域まで磨き込まれている、という点で大いに評価できるのだ。
HONDA CBR1000RR HONDA CBR1000RR HONDA CBR1000RR 質感を高めたブラック、ブルー×イエローウイング、赤×黒、そしてレッド×ブラックウイングの4色をそろえる。黒塗りのエンジンなど質感を高める方向でまとめられている。
HONDA CBR1000RR
HONDA CBR1000RR
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2030×720×1120(mm)
ホイールベース 1410mm
シート高 820mm
エンジン 水冷4ストロークDOHC直列4気筒
排気量 998cc
最大出力 94ps/10000rpm
最大トルク 8.8kgm/6000
乾燥重量 177kg
燃料タンク容量 18L
タイヤサイズ F120/70ZR17 R190/50ZR17
カラー レッド、ブラック、レッド×ブラック、ブルー×イエロー
発売時期 06年2月25日
価格 123万9000円
ここらへんがNEW!!
HONDA CBR1000RR アッパーフェアリング、中央にあるV字ゾーンは空力特性を考慮してこの深さに決定したという。ライト下のエアダクトはなくなった。
HONDA CBR1000RR 曲面的なスタイルからエッジの効いたデザインへ変更されたフロントフェンダー。高速域でのハンドリングの軽さをねらっての形状だという。
HONDA CBR1000RR 走行風を効率よく排出するロアカウルの形状は、JSBレーサーなどでも採用されたラウンド形状で彫りの深さと排出効率を向上させている。
HONDA CBR1000RR フレームとカウルとのつながりのよさも06モデルの特徴だ。ワインディングやサーキットで思いきった体重移動をするときに干渉しない。
HONDA CBR1000RR 10mm大径化しφ320mmとなったフロントブレーキ。プレート厚を0.5mm減らし300g軽量化。フロントフォークスプリングの減衰圧も変更。
HONDA CBR1000RR 04、05年のレースベース車と同じリンクレシオとなったユニットプロリンク。ピレリとブリヂストンをOEMとし、BT015は新型タイヤ。
HONDA CBR1000RR リヤブレーキキャリパーを新作し、コンパクトな対向ピストンに。制動性、制動感をアップ。スイングアームデザインは従来型を踏襲する。
HONDA CBR1000RR クリアレンズのウインカーの採用とステンレス製のマフラーエンドフィニッシャーの採用でリヤビューにも06モデルらしい新しさを表現。
写真=松川 忍 文=松井 勉
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