

2019年の東京モーターショーで世界初公開となったカワサキの4気筒250ccスポーツモデル、Ninja ZX-25R。Z1を筆頭にゼファーやバリオスなどカワサキの4気筒マシンには名車が多く生まれており、いやがうえにもカワサキファンの期待を集めている。
高回転ファン待望、4気筒スポーツの復活
ZX-25Rに込められた4気筒への想い
ここまでのページで国内4メーカーの250ccミドルスポーツを様々な角度から比較してきたが、やはり今注目を集めている250ccスポーツと言えばカワサキのZX-25Rだ。
かつて1969年に登場したホンダCB750Fourを筆頭に、カワサキZ1など、4気筒のマシンが日本のバイクブームを牽引していた。1981年にはスズキからGSX1100SKATANAも登場。80年代後半には4スト400cc以下、2スト250cc以下の公道車をベースにした全日本ロードレースTT-F3クラスが圧倒的な人気を博し、若者たちは4スト4気筒のミドルスポーツに夢中になっていった。
その人気に乗っかるかのようにホンダCBR400/250RR、ヤマハFZR400/250R、カワサキZXR400/250、スズキGSX-R400Rらが登場。さらに1994年にはRVF・・・。そんな時代に育った現在の40代以上のバイクファンにとって、4気筒ミドルスポーツには特別な意味があるのだ。
そんな期待を背負ったZX-25Rだが、ついに1月24日、ジョナサン・レイとアレックス・ロウズの2選手によるテスト走行が行われ、動画撮影もされたことが発表された。レッドゾーン17000rpmと言われている高回転エンジンの走行映像を見ることができる日も近いだろう。