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BMW伝統のKシリーズは最先端の技術を駆使したハイテクマシン!
BMW K1300S
SPECIFICATION BMW K1300S
エンジン形式4ストローク並列4気筒
総排気量1,293cc
ボア×ストローク80.0mm×64.3mm
最大出力129.0kw(175ps)/9,250rpm
最大トルク140Nm(14.0kgf・m)/8,250rpm
冷却方式水冷
ミッション6速
全長×全幅×全高2,196mm×905mm×1,221mm
ホイールベース1,585mm
シート高790mm
装備重量254kg
タンク容量19L
タイヤサイズF:120/70ZR17 R:190/55ZR17
新車価格242万6500円(プレミアムライン)
 224万8000円(ハイライン)
 201万7000円(アクティブライン)
※上記は全てドイツ本国発表値
BMW エンジンャーシ

それまでBMWのKシリーズは縦置きの3気筒や4気筒エンジンだった。しかしK1200S以降のKシリーズでは、日本車同様の横置きレイアウトとなり、それまでBMWを敬遠気味だったユーザーにも受け入れられる車体となったのだ。

 近年、スポーツバイクのカテゴリーでも大きな注目を集めるメーカーがBMWだ。水平対抗2気筒の2気筒モデルや、縦型エンジンを搭載していたKシリーズなど、以前は少し特殊なバイクというような見方をしていたライダーも多いが、ここ数年のニューモデルラッシュや、Kシリーズのモデルチェンジや、S1000RRの投入により、一気にスポーツユーザーの間でも無視できない大きな存在となっている。

 四輪のドイツ車のイメージと同じく質実剛健といった言葉で表現されることの多いBMWのバイクだが、いつの時代でも先進の装備を備えていることも最大の特徴のひとつであった。しかし、性能をスポーツに特化した日本車同様のカテゴリーには敢えて足を踏み入れてこなかったともいえる。ところが、そんなBMWもK1200Sからはそれまでのツアラー路線のイメージを覆す、超ハイパフォーマンスなモデルを積極的に市場へ投入し始めている。ことメガスポーツというカテゴリーにおいては、K1300Sも世界各国で人気のモデルなのだ。

 緻密なマネジメントで右手の動きにリニアに反応するエンジンは、200km/hを超える速度でも余裕を感じることが出来るし、独創のシャーシは超高速域での安定性を高次元でカタチにしており、日本車とはまったく違うアプローチで作られたマシンながらも、その乗り味や官能的な性能は、一度乗ると間違いなく病みつきになる魅力を持っているのだ。

BMW独創のシャーシは超高速域でも高い安定性を発揮する

BMW シャーシ BMW シャーシ

日本車に慣れたライダーには、異様な姿にも映るBMWのシャーシ。シャフトドライブの採用や、デュオレバーと呼ばれる独自機構のフロントサスペンションは、BMWが持つ最新技術の結晶と呼べるものなのだ。

技術革新で世界を引っ張るBMWのハイテク装備

低重心シャーシ シャフトドライブ

低重心シャーシ
フレームを見れば、エンジンを極端に前傾させたことで低重心化を実現できたことがよく分かる。また、前後輪の荷重配分は50:50を実現している。

シャフトドライブ
最小限の駆動ロスと圧倒的な耐久性、そしてメンテナンスフリーを目指した結果のシャフトドライブ。長年採用し続けているBMWの拘りのひとつ。

ESA(電子制御サスペンション) ギアシフトアシスト

ESA(電子制御サスペンション)
グリップに装着されたスイッチで特性を変化させる電子制御サスペンションは、K1200Sで採用された市販車世界初の装備。先進技術への拘りが見える。

ギアシフトアシスト
クラッチレバーを握ることなくシフトアップが可能なギアシフトアシスト。K1300Sのプレミアムラインに採用されるハイテク装備だ。

BMW歴代メガスポ

BMW K1の中古車を探す
 K1

平均相場 59.8万円

アクの強いデザインのK1は現在のKシリーズとは似ても似つかないが、BMWの歴史からすると、エポックメイキングなモデルだ。

BMW K1200RSの中古車を探す
 K1200RS

平均相場 84.7万円

縦置きエンジン車の中では最もスポーティだったK1200RS。ハイスピードツアラーとしての実力は本物。価格は高値で安定している。

BMW K1200Sの中古車を探す
 K1200S

買い得No.1はコレ!平均相場 135.7万円

基本的にはまだまだ一線級のポテンシャルを備えるK1200S。やはり国産に比べると相場は高いが、程度の良い車両も多い。

BMW K1300Sの中古車を探す
 K1300S

最新こそ最高!?平均相場 230万円

車両価格が高額なこともあってか、相場は非常に高値で推移している。しかし、BMWに乗るなら最新モデル、という人にはお買い得に映るはず。

メガスポーツによってもたらされる技術革新はこれからも続く!

メガスポーツによってもたらされる技術革新はこれからも続く

 スピードに対する人間の挑戦は尽きることが無い。クルマでもバイクでも飛行機でも、どんな乗り物であっても最高速度への憧れは同じなのだ。二輪しかない乗り物で300km/hの速度をマークすることは、危険な行為であることは事実だし、そのトップエンドの世界を覗くことができるのは、本当に一握りのライダーたちだけだ。それでもライダーたちは『世界最速』という言葉の魔力に引き寄せられる。たとえ自分が出せなかったとしても、その性能を持つ車両を所有することに一種のステータスを感じるのだ。世界最高レベルの性能の片鱗を、自分の手の中でコントロールできる悦びは、バイクだからこそ、なのかもしれない。

 メーカーも自分たちの技術の限界に挑戦し続け、自らその壁を破るという歴史を繰り返している。世界最速を求めるライダーたちと、それに応えるメーカー。その関係は今後も変わることはないし、これからもさらにマシンは進化を続けていく。

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