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イタリアンバイク ドゥカティを徹底紹介!
ドゥカティ ムルティストラーダ 1200

ドゥカティ ムルティストラーダ 1200

ドゥカとして異色の存在ながらDNAはドゥカそのもの

ドゥカティ ムルティストラーダ 1200

初代が03年にデビューしたムルティストラーダが、7年を経て生まれ変わった。

エンジンを992cc(07年型で1078ccに)の空冷OHC2バルブから、1198ベースの1198cc水冷DOHC4バルブとし、動力性能を向上。前後サスストロークは、前165mm、後141mmから、前後170mmへと拡大している。

このストロークアップが物語るように、オンロードスポーツとしての色合いが強かった初代に対し、新型はオフロードの走破性が向上。まさにデュアルパーパスと呼べるマシンとなった。

さらに、エンジン特性からABS、トラクションコントロール、上級の1200Sではサスセッティングまでを、ボタン操作ひとつで切り換え可能。

スパルタンなイメージもあるドゥカが、最先端の電子制御技術によって、ワイドレンジに楽しめるものへと有機的に進化した。

ドゥカティ ムルティストラーダ 1200 スイングアーム ドゥカティ ムルティストラーダ 1200 Fフォーク ドゥカティ ムルティストラーダ 1200 エンジン

1

2

3

1スイングアームは従来型と同じくアルミダイキャスト製一体式の片持ちだが、形状はグラマラスになり高剛性化されたことは明らか。

21200SのFフォークはオーリンズのφ48倒立式。伸圧減衰力は電気信号を受けたアクチュエーターによって調整される。

3エンジンは1198ベースながら、バルブ挟み角を41度から11度に小さくして、扱いやすさを格段に向上させている。

電子制御がライダーをアシスト

電子制御がライダーをアシスト

走行条件に合わせて、エンジン特性、ABSやトラクションコントロール、上級版のSではサスセットまで変更が可能だ。

ドゥカティ デスモセディチ RR

ドゥカティ デスモセディチ RR

MotoGPの世界から降臨したウルトラスーパースポーツ

ドゥカティ デスモセディチ RR

D16RR(デスモセディチ・レーシングレプリカ)は、世界初のモトGPマシンレプリカだ。

ドゥカは4ストマシンでのモトGPにデスモセディチで参戦を開始するやいなや、レプリカの開発にも着手。07年に発売された。

その存在は、ドゥカのなかにあっても超スペシャル。日本での価格も800万円を越す超高額ぶり。もちろん、車輌構成だけでなく実際の走りも限りなくモトGPマシンに近い。

エンジンの低速トルクは結構あるし、フィーリングもマイルド。だが、その真価はやはりサーキットで発揮される。7000回転からふくよかにトルクが盛り上がり、14000回転近くまで強烈な加速Gが続くのだ。

ハンドリングも高水準で、専用開発のBT−01は、ブリヂストンのモトGPタイヤの思想を受け継ぎ、深いバンク角での高い旋回性を実現している。これは市販車の常識を超えている。

ドゥカティ デスモセディチ RR リヤサス ドゥカティ デスモセディチ RR Fフォーク デスモセディチ RR マルチディスプレイ

1

2

3

1リヤサスはホンダのプロリンクに似た方式で、ユニット上部はスイングアームで支持され、そこに車高調整機構が設けられる。

2φ43のFフォークはオーリンズFG353P。加圧式で減衰力の応答性が高い。ブレーキは1198と同じ装備となっている。

3GPマシンイメージのマルチディスプレイは1198に準じており、エンジン回転数はバーコード表示される。データロガーも標準装備だ。

これぞレーサーレプリカ!

これぞレーサーレプリカ!

90度V4エンジンやカセット式ミッションなどは、モトGPマシンとまったく同じ。世界中に1500台がデリバリーされた。

ドゥカティ ハイパーモタード 1100S

ドゥカティ ハイパーモタード 1100S

操る面白さに秀でた乗り味はそれがドゥカそのものの熱さ

ドゥカティ ハイパーモタード 1100S

前輪が自分の真下にある感じで、ステアリングに与えたきっかけに対して、マシンは忠実なぐらいに反応する。この一体感のあるバイクの動きに、思わず気分もアグレッシブになる。

しかも、コーナーで乗り方を選ばない。見通しが悪く、路面も荒れたタイトコーナーだと、リーンアウトで自然とイン足が出てしまう。そのいっぽうで、見通しのよい中高速コーナーでは、普通のロードスポーツのようにハングオフスタイルで決まる。一般的なロードスポーツよりもサスストロークが大きいが、姿勢変化を生かすことで、操る面白さも高まる。

エンジンは1100ccに拡大された2バルブのDSユニットで、レッドゾーンを目指す伸び感はエキサイティングだ。

ドゥカにとってはユニークな存在であっても、走りはドゥカそのものであり、スーパースポーツよりも身近に、濃くスポーツすることができるマシンだ。

ドゥカティ ハイパーモタード 1100S エンジン ドゥカティ ハイパーモタード 1100S Fフォーク ドゥカティ ハイパーモタード 1100S マフラー

1

2

3

1エンジンは、07年型のムルティストラーダと同じ空冷2バルブ1100ccユニットだが、吸排気系の見直しにより性能特性はアレンジされる。

2Fフォークはマルゾッキのφ50倒立式。ブレーキディスク径は305mmで、キャリパーはブレンボのラジアルマウント式である。

3マフラーは2-1-2構造のセンターアップタイプ。シート右側の上方に延びた部分に排気バルブを装備、その後、左側サイレンサーを連接。

日本車にはないデザインセンス

日本車にはないデザインセンス

ナックルガード前面にウィンカーを埋め込み、その外側に折りたたみ式のバックミラーを装備。日本車にはないデザインだ。

ドゥカティ GT1000

ドゥカティ GT1000

バイクの原点を思いださせてくれるレトロ調ネイキッド

ドゥカティ GT1000

GT1000は、71年に登場したドゥカ初のLツインモデルGT750をフィーチャーしたネイキッドバイクだ。

跨ると、足着き性こそ良くないものの、シートが厚めで座り心地は良く快適。大型のアップハンドルに手を伸ばすと上体が起き、ステップは前方下にあって、ライポジはまるっきり昔ながらのバイクなのである。

それだけに、走り出すとスポーティさを鮮烈に感じる。低中速トルクが豊かなエンジンは、1速ならスロットルワークだけで、フロントを軽く持ち上げ、イタリアンらしくパッションも放つ。

コーナーでは、上体が起きたライポジながら、フロントの状態がダイレクトに伝わるので、忠実に操ることができるし、さらに攻めれば身体が踊りだすほど、軽快に生き生きとしてくる。

実用車風のライポジに身構えたまま、ドゥカらしさを楽しむことができる希有な存在だ。

ドゥカティ GT1000 メーター ドゥカティ GT1000 マフラー ドゥカティ GT1000 Fフォーク

1

2

3

1メーターは伝統的な2眼式で、黒の文字盤がオーソドックスさを強調している。ハンドルバーは当然、アップタイプである。

2リヤサスはツインショック式。ユニットはザックス製である。マフラーは左右出しで、三元触媒を装着しユーロ3にも適合させている。

3マルゾッキ製フォークはφ43の倒立型。ブレーキキャリパーは片押しの2ピストン。スポークホイールのリムはスチールのクロームメッキ。

往年の名車がモチーフ

往年の名車がモチーフ

エンジンは空冷2バルブのDSユニットだが、クラッチは湿式。全体をシルバー塗装とすることで、クラシックな雰囲気に仕上げる。

※中古平均価格はGooBike.com4月調べ

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