Step 1 バイクの状態を把握する メンテの基本は洗車!
洗車はメンテの基本。良く聞く言葉だよね。なんでかって? 洗車をすれば、バイクのいろんなところを触れることになる。
すると『ありゃ? ナンバーを止めてるボルト、緩んでたんだ』とか、『オイルがエンジンからにじんでるぞ!』なんてことに早い段階で気付くはずだ。
維持、保全という意味を持つメインテナンス。そう考えると、バイクをキレイに保つことだって、立派なメンテなんじゃないかな。
つねにキレイにしていれば、一回の洗車も短い時間でOK。効率よく洗車するコツをつかんじゃおう。
上から下、前から後ろ
水を掛けたり洗剤で洗ったりするとき注意したいのが、その方向。適当に洗車すると、キレイな部分まで汚してしまうことにもなりかねない。そこで汚れは上から下に、前から後ろに向けて洗い流そう。同じ場所を何回も洗うのはアホらしいでしょ。
洗う場所で用具を変える
いよいよ洗剤で洗うわけだけど、その用具に注意が必要。足まわりを洗ったブラシは細かい砂を含んでいて、それでカウルを洗うと細かい傷でジャギジャギに。面倒くさがらずに、カウル部分と足まわり部分で洗う用具は分けること! カウル部分はソフトなスポンジを使おう。
水気はきっちり拭き取ろう
細かいところまで汚れを落としたら、水で洗剤を洗い流す。その後はしっかりと水を拭き取ること!洗ってそのままだと、そこにホコリが付着して汚れる原因となる。洗った苦労を水の泡!? にしないためにも、ウエスで拭き取るのがポイント。
ワックスを各所に散布
キレイにしたらワックスを塗って仕上げだ。ツヤを出すだけでなく、汚れを付着しにくくする働きもある。ウエスはなるべく柔らかいものを使うように! ごわごわの古いタオルなんかだと、カウルに傷がついちゃうぞ。
洗車に必要な道具はコレだ!
洗剤はバイク専用ならいうことなし。台所用洗剤でも使用可能だ。でも、アルカリ性のレンジ用洗剤は注意が必要。油は良く落ちるが、アルミを浸食してしまうからだ。使うなら完全に水で洗い流すこと! あと必要なのはブラシ、スポンジ、歯ブラシ、ウエス、割り箸。割り箸は、ウエスを巻き付けて細かいところを拭くためだ。
洗車の回数を減らすならバイクカバーは必須
バイクをキレイに保つならバイクカバーは必須。盗難対策としても有効。1カ月に数回……と、あまり乗らない人ならなおさらだ。最近は透湿・防水・防炎・紫外線カットと、優れたものも売られている。ただ、いつまでも保つものではないので、2年ごとぐらいで新調したい。