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2024/09/29 17:01:24 更新【ドゥカティ 修理】モンスター1000S 始動不良修理とオイル交換ドゥカティ モンスター1000S

作業実施日 2024/09/29

ドゥカティMonster1000Sieにご入庫いただきました。

始動性が非常に悪く、ついにはセルフスターター(セルスターター)が滑るような症状が発生し始動不良となったのが数か月前。 もともと始動性には難のある車種なのですがどんどん悪化してきました。 セルフスターターのクラッチに異常が発生しているようです。 モーターが回るとエンジンのクランクシャフトとモーターの歯車がかみ合い、始動すると歯車の噛み合いが解除される…その役割を担うクラッチの異常だと思います。

さっそく分解してみると… セルクラッチ周辺の部品がかなり削れています。 最終的に摩耗した部品が踊ってしまい、あちこちを傷つけてしまいました。

金属粉も凄いです。

念入りに清掃し、新しい部品を組み付けてみたところ始動性が劇的に良くなりました。 Monsterシリーズのスターターモーター(セルモーター)はキャブレターモデルの900SS時代から同じものが使われています。 他のMonster400や800にも使われ、他にもスーパーバイクシリーズにも使われる汎用モーターです。 お客様といつも言ってるのですが見た目も小さいモーターなんです。

キャブレター時代のオートバイよりも圧縮比が高くなったインジェクションモデルの1000ccをクランキング(始動)させるには少々役不足。 その為、しっかりと性能を発揮できる充電されたバッテリーを使用しましょう。 バッテリーが弱い状態で始動を試みるとクラッチが噛み合わず、モーターが空回りする(滑る)症状が発生します。 するとクラッチ周辺の部品が摩耗し、それが進行すると今回のようなトラブルが発生します。 始動性に不安がある方はバッテリーを早めに交換し、適宜充電することをお勧めするとともに、CCA値という始動時に出力する瞬発的なパワーの大きいリチウムバッテリーをお薦めします。 ご興味ある方はお気軽にご相談ください。

それから数週間…オイル交換です。 実はセルクラッチの修理時にはオイルを全部交換しています。 フィルターも交換済みです。 なにせかなりの金属粉が出ていましたから。 ただ、前回の交換だけでは金属粉が全部排出されたとは言い切れません。 従って数週間だけですがオイルとフィルターを再度交換します。

やはり今回排出したオイルにも金属粉が多めに混入していました。 ドレンボルトにマグネット部分があり、そこへくっついていました。 基本的にはフィルターでろ過されているのでエンジンへダメージを与えることはありませんが、次のオイル交換も少し早めにした方がいいかもしれませんね。

対象車両情報
メーカー・ブランド
ドゥカティ
車種
モンスター1000S
作業実績タグ

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