2024/02/03 20:05:08 更新ヤマハ ビラーゴ250 VIRAGO XV250 3DM 走行中にエンスト エンジン止まる 始動不良 エンジンがかからないヤマハ XV250ビラーゴ

走行中にエンジンが止まり、セルで始動出来なくなり押しがけで始動出来たが、信号待ちの度にエンストを繰り返しまともに走行出来なくなった、との事で入庫しました。 車両はビラーゴ250(XV250)、1996年に生産された人気のアメリカンバイクです。30年近く経つバイクですが今も根強い人気の車種ですね。


エンジンをかけようとキーONにしても無反応。バッテリー電圧を測定すると10Vしかない。サイドカバーを外すと、レクチファイヤーレギュレータのカプラが写真の様に溶損して端子が焼けていました。充電電圧を測定すると、まったく上がらない。上記の状態から、バッテリー電圧低下により火花が飛ばせなくなりエンジン停止・再始動したくても12V以下の為セルが回らない、といった症状になったと考えられます。

今回、発電を行うジェネレーターは測定を行い基準値を示していたので、レクチファイヤーレギュレータとバッテリーの2点の交換と配線修正の作業を行いました。左が取りついていた物で、右がフレーム番号で引き当てメーカーより取り寄せたヤマハ純正の部品になります。ビラーゴ250は年式により部品が異なるので、何処かのタイミングで交換されたのでしょう。今回は正常な状態へ戻します。

カプラーも新品に取り換え、レクチファイヤーレギュレータもしっかりと取り付けます。バッテリーを新品に交換して値を測定します。

電圧の値もしっかりと出て正常を示しています。これで安心して乗る事ができますね。年式の進んだバイクでは外観的な劣化だけではなく、この様な目視では確認できない電装品のトラブルが起きやすい状態です。安心・安全・楽しくバイクを乗るために、愛車の点検を1年に一度は行って見ませんか?