2018/12/23 17:58:27 更新ホンダ CBR250RR 事故フロント足回り修理ホンダ CBR250RR


先日当店の中古車としてイマドキ珍しく高校生に販売させて頂いた 車両なのですが運悪くコーナーでスリップダウン本人は運よく軽傷 だったようですが滑走したバイクがトラックのタイヤ部分にアタックし フロント周りが大破してしまいました。 当店トラックにて事故現場よりレッカーし入庫となりました。 一般的には廃車レベルですが購入直近で学生で金銭的にも大変ですが 何より本人が苦労してバイトして購入した愛車ですので愛着が有り 取りあえず最低限乗れるように修理したいとの事で修理となりました。


取りあえずカウルを取るとフォークの曲がりが酷くフロントタイヤが エギゾースとパイプに接触してハンドルも切れません。


何とかインナーチューブの頭をシバきつつフォークが抜けインナーチューブを 抜きましたが中のスプリングやダンパーが曲がりがきつい為抜けません。 全部交換が手っ取り早いですが今回は予算の都合もありますので使えるものは 極力再使用とします。



中身を取り出すため慎重にインナーチューブの外周のみをカットし スプリングとダンパー部分を救出します。

各パーツ類を清掃し新品のインナーチューブでフォークを組み立てます。


ステムも曲がりが酷いので中古良品にて交換します。 少しわかりにくいかも知れませんが写真左側のステムが曲がりありになります。



フォーク、ステムは解決しましたが、EXパイプが思いっきり凹むほど ディスクが食い込んだ様でホイール本体は大丈夫ですがブレーキディスクは 左右とも歪んでいました。 ディスクも予算を抑えるためフローティングタイプですので限界がありますが 叩いて、対角線上の歪みもみつつ修正で何とかキックバックが来ない程度に直しました。


取りあえず組み立てて、テキトーな保安部品をつけて 試運転してみましたが問題なく走行できるように直りました。 カウル等は今後少しづつ本人様が直していくそうです。 これはこれでもう少しちゃんとすればトライアンフのバイクみたいでカッコイイかも しれませんね。

ブレーキペダルがポッキンしていて使えないと危ないので 原付フロントバスケットの取り付けボルトを流用して取りあえず 使えるようにしました。