TW200の車両製作風景です。シンプルでスッキリとした車両を目指すのであえてのドラムブレーキ車をチョイスしての製作です。

大雑把な完成イメージが固まればどんどん作業を進め車両の形を具現化していきます！あまりバイクに詳しくない人には気づいてもらえませんがモノサスから2本サスに変更しています。他車種からの純正流用サスなのでしっかりとストロークし乗り心地も良いです。サスマウント位置でローダウンしているので足つきも良好です。

大きな加工、製作物が終わり車両の全体が具体的に出来上がってきたところでウィンカーやメータ等の細かい部品の選定、取付位置を決定していきます。 仮付け、仮組ばかりですがいったん車両を完成させて各部微調整して、イメージ通りであればもう一度バラバラにします。 本溶接、足付け等面倒な作業を終えペイントします。この車両は足回りは黒です。個人的な好みもあるとは思いますが自分的には半艶の黒が一番しっくりきます！ 各部ベアリングのチェックやグリスアップ、フレーム単体からの組み立てなので普通の中古車の納車整備では作業されないだろう所まで作業できます。タイヤやブレーキ関係などダメなところは新品部品でガンガン交換です！！

エンジンもステーターコイルの加工で全波整流化です。TWはヘッドライトやポジションライトがACなのでエンジン回転数に応じて明るくなったり暗くなったりしますが全波整流、DC化で安定動作します。作業後はオイル漏れのありそうなオイルシール、ガスケットを交換してエンジンもペイントです。

タンク、シートレールも純正ではないのでシートもワンオフです。シートベース、シートスポンジの成形は当店でやってます。この車両に関しては唯一シートレザーは外注です。かなりの作業量にはなりますができるだけ外注を無くし自社で完結させることで価格を抑えるように頑張ってます！！

シートレザーも完成しました。 2本サス化とフレームのスムージングでシート下もスッキリです。全波整流化でデジタルメーターを装着、燃料計付のタンクなのでガソリンメーターも配線しオールインワンのメーターで速度、タコ、ガソリン残量まで確認できます。 店頭展示中ですので是非現車をご確認いただければと思います。