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ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、言わずとしれた世界のバイク4大メーカーが
自国開催の東京モーターショーに燃えないわけがない
バイク界の未来を示すモーターショーのレポート&展示車紹介をお贈りしよう! |
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半世紀の歴史を飾る
東京モーターショー |
東京モーターショーが開幕した。10月22日から11月6日まで、通常よりも会期を延ばし、祭日と3回の週末を挟み込んだショーは、過去最大のロングランとなった。連日、会場となる幕張メッセは人の流れが絶えず、大盛況のショーが展開された。
1954年に日比谷公園を舞台に始まったこのショーは、のちに晴海にその会場を移し、現在はおなじみとなった幕張メッセの会場で開催されている。開催は39回目を迎え、すでにその歴史は50年を越えているのである。半世紀。これはスゴイことだ。それも含めて、今後とも新たなモータリングライフの指針たれ、という決意を示すかのようでもあるのだ。
同時に、日本は二輪四輪合わせて世界のメジャー系企業がひしめくモーターリング発進基地でもある。国際的なモーターショーは、東京を始め、中国、韓国などアジア地区はもちろん、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、アメリカほか、各国で行われている。モーターショーをめぐる国際企業たる彼らにとっても、東京は母国グランプリ。われらが、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキだって気合いが入る。
とくに、向こう1年から2年のうちに起こるであろう、ムーブメントがこのショーでベールを脱ぐことになる。近年、それらは未来的コンセプトモデル、という手法から具体案に満ちた内容にシフトしてきている。それだけに要注目なのだ。なかでも今回は注目のモデルが多い。そう確信させる内容なのである。
なかでもホンダは新しいコンセプトバイク2台を投入した。DNー01、E4ー01は別項で詳しく紹介する。ほかにも見どころ満載だ。とくに4ストエンジンを積んだミニバイクレーサー、NSF100がモトGPマシンの横に鎮座する様は、わくわくさせられる。
ヤマハのブースは今回もクールだ。美術館のフロアに美しい機械が散りばめられたかのような空気に包まれる。2年後の市販を目指す新型V-MAXプロトモデル、間もなく海外向けに市販が始まるFJR1300AS、そしてマグザムにラグジュアリーなピックアップスタイルのボディーを載せたマグザム3000、また、ホイールインモーターを持つ2WDモデルなど、カスタムあり、新メカあり、エコモデルもありと遊び、未来、環境を美しく展示する。
スズキブースも注目のストラトスフィアの現車を確認するチャンスだ。その美しくコンパクトな6気筒エンジンは見る者を魅了し、クラッチレバーをあえて残したオートシフトなど、人間の感性へのスズキなりのこだわりも見せる。また、GSRや新型スカイウェイブなど、来春にはショールームに並ぶモデルを見ることもできる。
カワサキブースでは、ツーリングスポーツ、ZZーR1400のカットモデルが展示される。ZX12Rで採用されたモノコックフレームレイアウトや全体のレイアウトなど、その渾身の作をつぶさに見ることができるのだ。
これら国産メーカーに向こうを張る各海外メーカーの新着情報に関しては、次号以降でくわしくお届けしたいと思っている。次のページからは、国産展示モデルの情報を楽しんでもらいたい。 |
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