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独走フル加速! GooBike流ベストチョイスで’05バイクライフを
Offroad
栗栖リコメンド
林道ツーリングをのんびり走れ
高速でも余裕のある中排気量バイク
 ダートを走ることがほとんどない僕がまれにそんなところを走ると、はっきりいってカメのごとしだ。カウンター当てながら豪快に走るなんてことはおろか、コントロールすることさえままならない。転ばないように前進することに必死だ。
 そんなボクでも、林道ツーリングをのんびり楽しむのは好きだ。オンロードバイクじゃ入り込むのをちゅうちょする道も、オフロードバイクでなら行ってみようという気になるし、走り切ってしまうとまたダートの林道を走りたくなる。テクニックのあるなしに関係なく、遊び感覚で走ることができるよさが、オフロードバイクの魅力じゃないだろうか。
 ボクのようにオンロードを主体に走っている人が一般的だと思うけれど、そんな人たちがオフロードバイクを選ぶとき、その候補にあがるのはまず250ccクラスのモデルだろう。「慣れてないし、どうせパワーも使い切れないから」というのがその理由の大半だ。だが、スピードをのせて走ることができない分、より中低速トルクのあるバイクのほうがラクに走れるはずだ。
 そこで注目したいのがスズキDRーZ400S。250ccモデルと比較すると、ボディもひとまわり大きく車重も十数s重いが、中低速トルクが強いので、のんびり走るときの走破性が高い。シートが高く足が着きにくいことが気になるかもしれないけれど、それは250も大同小異。実際に林道走行していて大きく違いを感じることはない。
 また400ccの優位性は高速道路を利用しての移動時にもある。100km/h+αで走り続けるのは250ではいっぱいいっぱい。高回転を維持しなければならず、エンジンにはもちろん、心身的にも披露が溜まる。その点400は、エンジンに余裕があるからストレスのない高速走行ができるのだ。
 林道走行も視野に入れたツーリングユースならBMWのF650GSダカールあたりが快適だ。高速での移動もラクだし、日常的な使い勝手も悪くないので、オールラウンドに走れるよさもある。
 なんだかんだいっても足が着かなきゃってことで選ぶなら、スーパーシェルパだろう。780mmのシート高は気持ちに余裕をもたらしてくれるし、エンジンにも力がある。そして、林道だけじゃなくコースも気持ちよく走りたいならXRやKLXというフルサイズ250の選択肢も、もちろんある。
SUZUKI DR-Z400S
SUZUKI DR-Z400S SUZUKI DR-Z400S
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KAWASAKI Super SHERPA
適度にパワーのあるエンジン、そして軽量・コンパクトなボディ、広いハンドル切れ角はひとクラス下の取りまわし感覚でオフロードビギナーにもダート走行へと誘う。810mmの低シート高も安心感を高めている。攻め込んで走るタイプではないが、林道走行を楽しむには十分な性能を持つ。また、このクラスとしては高速走行性もまずまずだ
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KAWASAKI Super SHERPA
BMW R1150GS アドベンチャー
大柄で重く、しかもシートも高いということでつい敬遠してしまいがちだが、フラットツインで低い重心と低速から粘るエンジンで実際に走り出してみれば驚くほど扱いやすい。ルートを限定することなくツーリングを楽しみたいなら、まさにうってつけだ。サドルバッグやトップケースを装備すればロングツーリングもスマートにできる
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BMW R1150GS アドベンチャー
松井リコメンド
遠距離もラク、ダートも楽しめる2拍子そろった大きめ排気量
 かつて、夏休みに出かけた北海道で、砂利道ばかりを見つけては走りまわったことがあった。なかでも、富良野の地元の店で教えてもらった道々は忘れることができない。
 隣の集落に抜ける近道、山麓の温泉に続く道、幾重にも重なる丘を眺める秘密のポイント。広大な畑のなかをどこまでも続くような道。白樺の森のなかを抜けると、護岸もされていない川に出たりもした。狭い針葉樹が生える斜面をスイッチバックしながら上って行くと、台地上の畑に出て、ぱっと景色がひらけた。その先で鹿が道を横切った。3頭も。
 ダートの道で見たそうした風景は、家から1000km以上走ってきたことを忘れるすばらしさだ。
 オフロードバイクで林道に走りに出かけた経験を持つライダーなら、多かれ少なかれ、この種の発見を経験しているに違いない。ボクにとって、オフロードバイクは、まさに発見する移動手段で、最高に楽しい乗り物だ。
 だから、選択肢として知らない土地まで走る遠距離走破性が楽ちんなこと。そして、鼻歌が飛び出すぐらい気持ちよくダートの道を走れること。この2カ条は譲れない。
 こうしてふるいにかけてみると、250クラスのバイクはどれもダートを走ると、鼻歌級の快走を見せるが、遠出するには辛い。年々東京からダートの道が遠ざかっていることを考えると、ますます旗色が悪い。移動が苦にならない、地元に山道があるなら、断然こちらなのだが。
 じつはこの時点で国内販売モデルたちの多くが選考から漏れてしまう。DRーZの高速走行性能もかなり頼もしいが、高速をいっきに数百km走るのに、やっぱりカウルは必須。
 その結果、オススメなのはKTM950アドベンチャー。このバイク、高速道路での快適性とオフロードでの走りのポテンシャルを犠牲にすることなく、両立しているところがお見事。BMW・F650GSダカールや、KTM640アドベンチャーもかなりの高ポイントだが、高速道路での950のパフォーマンスを知った今では、少しばかり物足りない。
 このバイク、たしかにパワフルで重量級、シート高もかなりあるときているから、だれにでもとは言わないが、250ばっかりのオフ車群に閉塞感を持っている人なら投資の価値あり。このバイクを育ての親であり、伝説となった鉄人、ファブリッツィオ・メオーニには、すてきな贈り物を心から感謝!である。
KTM 950ADV
KTM 950ADV KTM 950ADV
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SUZUKI DR-Z400S
国内では希少な存在であるスポーツ性能を堪能できる400。かつて、重い、扱いきれないと、不人気を囲った400クラスのものとは別物。ダートでテールスライドを手軽に楽しめるパワーはもちろん、高速道路の移動も250とは比較にならない。前後のサスペンションは吸収性が高く、ひとクラス上という言葉はこのバイクにふさわしい
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SUZUKI DR-Z400S
BMW F650GS Dakar
インジェクションを備える水冷DOHC4バルブシングルエンジンは、アクセル開度に忠実なパワーデリバリーをする。がっちりした剛性感はないが、オン、オフともかなりの走破性を見せる。ダカールラリーでの優勝したワークスマシンのエッセンスを注入したこのダカール、国産250からのステップアップとしてもオススメできる
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BMW F650GS Dakar BMW F650GS Dakar
GooBikeリコメンド
HONDA XR230
アメリカでオフロードのエントリーモデルとして人気の高い、CRF230Fをベースにデザインされた。コンパクトで250よりひとまわり小さい車体は、ビギナーにとって安心できる要素のはず。背の高くなりがちなオフロードモデルだけど、コイツなら足つき性もよく取りまわしもしやすい。今年春から発売されるニューモデルだ!
HONDA XR230
SUZUKI JEBEL
DR250の後継車となるジェベル250は、17Lの大容量燃料タンクを装備。長距離走行が可能で、オフスタイルのツーリングバイクといえる。なかでも以前のモデルであるジェベル250GPS Ver.であれば、名前どおりGPSが搭載されツーリングの強い味方となってくれること間違いなしだ。明るいヘッドライトでナイトランも安心
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SUZUKI JEBEL
さらに加速!
カスタムオフロードで自分らしさを極める!
ほかのタイプのバイクに比べ、外装のカスタムパーツが圧倒的に多いのがオフロードバイク。オフ走行で痛んでしまった外装を、どうせならカスタムしてしまおうというのが始まりらしい。デカール1枚でもガラリと雰囲気が変えられるので自分流に個性を出してみては?
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