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独走フル加速! GooBike流ベストチョイスで’05バイクライフを
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栗栖リコメンド
ハイスピードクルーザーとしての素質
余裕のある走りを持つモデル
 どんなバイクででもツーリングを楽しむことができる、が持論。旅のスタイルは人それぞれだから、いわゆるツアラーが最適のバイクとは必ずしもならない。
 しかし、そんなふうにひと言で片づけてしまうと、ツーリング向きのバイクを選定することができない。そこで、間近に迫った高速道路2人乗り解禁を念頭に置いて、ハイスピードクルーザーとして最良のバイクはどれか?を定義に選んでみた。
 安定性が高く、エンジンにも余力があって、余裕の持てる高速走行ができること。そしてワインディングもそこそこに楽しみたい。そんな観点から思い浮かんだのは、BMWの何車種か。あまりにも当たり前のような結果に「なぁ〜んだ」と思う人も多いだろう。でも実際にBMWのツアラーでクルージングしてみると、さまざまな点で快適と感じることが多いのだ。
 そうしたBMWバイクのなかでも、日本をツーリングするのに適していると思えるのがK1200GTだ。スポーティなRSでさえ高速ツアラーとして優れた資質を持っているが、それに加えて、アップライトなポジション設定、走行風を抑制する大型ウインドシールドなどが快適なロングクルージングを提供してくれる。さらに寒冷時への対策として、グリップヒーターやシートヒーターなどが装備されているのもありがたい。
 走行性に関しても、落ち着きのあるハンドリングで安定感があり、エンジン特性も素直で扱いやすい。振りまわして走るタイプじゃないけれど、つねにゆとりを感じて走りを楽しめる点が、ツーリング時での大きな安心感を生んでくれる。
 メガクルーザーと呼ばれるホンダGL1800も快適なロングクルージングを実現してくれる。しっかりとした車体にトルクフルでスムーズなフラット6の組み合わせは、まるで高級セダンにでも乗っているかのよう。豪華で充実した装備類も、スマートでアダルトなツーリングを体験させてくれる。同様の理由から、BMWのR1150RTやK1200LTもツアラーとしてのレベルが高いといえる。
 スポーティな走りも楽しみたい人向けには、ネイキッドモデルのXJR1300がいい。走行風はまともに受けるが、意外なほど快適なロングツーリングができる。またVFRも忘れてはならない存在。やや前傾気味のポジションも、高速走行にはよくマッチする。
BMW K1200GT
BMW K1200GT BMW K1200GT
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YAMAHA XJR1300
いわゆる大型ネイキッドスポーツモデルだが、基本がしっかり造り込まれているので、さまざまなシーンで走りが楽しめる。ネイキッドモデルなので風の抵抗を受けてしまうのは致しかたないが、ポジション、シートの座り心地ともに、快適なロングツーリングを実現してくれる。荷物の積載能力が相変わらず高い点も高評価
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YAMAHA XJR1300
HONDA GL1800
巨大でゴージャスなボディは、乗る者に優越感さえ与えてくれる。実際、その充実した装備は快適なクルージングを約束してくれるのだ。トルクフルでスムーズなフラット6は快適この上ない。しかも、400s近くにもなる車体ながら、日本のタイトな道も苦にしない軽快性も実現している
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HONDA GL1800
松井リコメンド
目的地に到着することよりも走り自体を楽しむクルーズバイク
 ツーリングに出ると、止まらずに走り続ける人がいる。バイクを駐めて景色を見る静止画より、バイクで走りながら眺める動画のほうが記憶に残るのだそうだ。もちろん、バイクを走らせているわけだから、細かいことまでは見てはいないが、あのカーブを曲がった瞬間に、流れ去る景色が、深く記憶にのなかに残るのだという。なんとも味わいのある話しだと思って聞いていた。
 人それぞれ、そうした瞬間を迎える「感じ」は違うだろうが、そんな瞬間に多く出会う気がするバイク、それがボクにとってはロードグライドだ。ホントは、空冷のハーレーダビッドソンに乗ると、大抵どれでも、同じように走るだけで気持ちよくなってしまうのだが、ロードグライドは格別なのだ。
 そのスタイルは、大柄なフェアリングとデュアルライトが印象的。かつてラインアップに存在したツアーグライドのスタイルをベースに、フェアリングをスタイリッシュにモディファイし、その位置を下げ、05モデルではマウント角度をさらに前下がりにして、軽快さを持たせている。バッドランダーシートを合わせることで、タンクからリヤフェンダーまでのラインがかっこよくつながっている。04モデルでいったん、日本への輸入が止まったが、05モデルで復活。従来はキャブレターだったエンジンはインジェクション化され、始動後の気難しさも解消。高速走行に便利なクルーズコントロールや、CDチューナーを備える2スピーカーオーディオも装備する。
 でも、ロードグライドの肝はエンジンだ。動き出した瞬間から、なんとも幸せな気持ちにしてくれるハーレーのエンジン。それが鼓動のせいなのか、それともトルク特性のせいなのか、ハーレーに乗っている、という特別な気分のせいなのか、判別は難しい。が、動くことの心地よさは、ほかのバイクではなかなか味わえない。ロードグライドが属するエレクトラグライド系のモデルは、本国で白バイに使われるほど、じつは運動性も高い。動き出せば340sの重さを忘れる安定感がある。
 図体がでかい、と言うこともあるが、これらのパッケージングによって、たとえ峠道で路線バスに行く手をふさがれようと、意に介さず、エンジンの鼓動を感じながらゆるゆると移動を楽しみ続けられる。高速道路で100q/h巡航がこれほど楽しめるバイクもないのだ。
HARLEY DAVIDSON  FLTRIロードグライドインジェクション
HARLEY DAVIDSON  FLTRIロードグライドインジェクション
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KAWASAKI ESTRELLA RS
エストレヤの魅力は、どこか、緻密に計算された機械の集合体というよりも、人のような体温を感じるエンジンの特性が大きい。車重も単気筒モデルとしては軽くないが、そのハンドリングは見事なバランスを持っている。タンクの仕上がりや、エンジンのスタイル。全体に50年代のバイクというテイストと走りのまとまりが遠出へと誘う
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KAWASAKI ESTRELLA RS KAWASAKI ESTRELLA RS
MOTO GUZZI California Stone
ツーリングシリーズとなるカリフォルニアで、もっともシンプルな1台。ロングストロークの空冷OHV2バルブエンジンは、スペックから想像するより遙かにパワフル。伝統のシャフトドライブを介して、路面をけり出す感じは、1度味わうとやみつきになる。クルーザー然としたスタイルだが、峠もいけるハンドリングとブレーキを持つ
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MOTO GUZZI California Stone MOTO GUZZI California Stone
GooBikeリコメンド
HONDA VFR
搭載するハイパーVTECエンジンは、低回転から高回転まで幅広い走りに対応。また、22Lの容量を持つタンクは1回の給油で長距離の巡航をこなす。なんといっても大型でつかみやすいタンデムグリップと、座り心地のいい厚みのあるシートは、4月から解禁となる高速道路でのタンデム走行においても期待の持てるところだ
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HONDA VFR
SUZUKI Bandit 1200S
成熟されたスズキ伝統の油冷エンジンを持つスポーツツアラー。2灯プロジェクターランプが特徴的なハーフフェアリングは、高速走行での風圧から保護してくれる。小柄なボディは日常的な使用にも適していて、街乗りやツーリング、さらにはスポーツ的な走行まで対応するオールマイティなモデルだ。1台でいろいろ楽しむには最適
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SUZUKI Bandit 1200S
さらに加速!
タンデムには必需品?会話を楽しめるメカ
バイクに2人乗りをしていて困ることのひとつが、大声で話さないと会話ができないこと。それを解消してくれるのがタンデムフォンとか、インターコムと呼ばれるこのメカ。イヤフォンとマイクで通話ができるものだ。4月からの高速タンデム解禁に向けて品薄になるかも?!
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