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リスク細分ってどういう意味? |
「リスク細分型自動車保険」という言葉は、だれもが耳にしたことがあるんじゃないだろうか。外資系損保会社が導入した新しいタイプの自動車保険のことで、テレビや雑誌の広告でよく見かける言葉だよね。しかし、イマイチ「リスク細分」って言葉の意味がわかりにくいみたい。だいたい「保険用語からしてふだんの生活になじみにくいからなぁ」なんて思っている人、けっこういるでしょ。でも、お得でカーライフに役立つ自動車保険選びがしたいなら、この「リスク細分」という言葉をおぼえておいてほうがいいのだ。 |
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そもそもリスク細分型自動車保険の「リスク」ってどういう意味なの? |
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直訳すると「危険」ってことだけど保険用語としては「危険率」という使い方をする |
簡単に言いかえると、保険金を支払う確率が高いかどうか、ということ。ここで、保険料の基本的な決め方を説明しよう。まず、実際の交通事故の例から、事故を起こしやすいとされる ( リスクの高い)事例をサンプリング。スポーティカーなどは高いほうに分類されてしまうわけ。同様に盗難されやすい(ねらわれやすい)クルマなどもリスクが高いとされる。こうした事例に当てはまると保険料は高くなり、逆にリスクの度合いが低くなるにしたがって保険料は安くなる。このリスクを従来より細かく区分(細分化)しているのが、リスク細分型自動車保険なのだ。 |
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リスク細分の条件に合わないと保険料が高くなることもあるってこと? |
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件に合う保険を見つければ今の自動車保険はいろいろお得なことがあるゾ |
リスク細分することで、条件に合う(事故を起こしにくそうな)人の保険料は安くする、というのがリスク細分型自動車保険。リスクが低いほど保険料が安くなるのは従来型の保険でも同じだが、リスク細分型では大幅に割引きをしている。従来より「40%オフ」なんて広告しているのはそのことだが、逆のケースもあり、リスクが高いとされる人の保険料は従来型より上がってしまう。おいしいことばかりではないが、リスク細分の項目は9種類にも分かれている(右表参照)。自分の条件がこのどれかに当てはまれば保険料は安くなる可能性があるぞ。 |
保険金が支払われないケースの事故もある? | |||||
自動車保険加入時の契約事項に違反したら保険金は支払ってもらえるのだろうか? とくにリスク細分型のように申告制の走行距離をオーバーして事故ってしまったら 。上記のケースなら大抵の保険会社は保険金の支払いに応じてくれる。ただ、走行距離の差による保険料の追加は必要になる。しかし、酒酔い運転や免許取り消し中などの悪質な状況での事故は、被害者救済の立場から相手への保険金支払いはされるが、本人への補償(車両保険や対人賠償保険の自損事故保険など)は一切されない。 | |||||
リスク細分の項目 | |||||
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