リード110セルが動かずエンジン掛からない。警告灯点灯修理。(WATANABE MOTORS T-BIRDの作業実績 2021/05/23)|バイクの整備・メンテナンス・修理店を探すなら【グーバイク(GooBike)】

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2021/05/24 11:32:57 更新リード110セルが動かずエンジン掛からない。警告灯点灯修理。ホンダ リード・EX

作業実施日 2021/05/23

「最初に乗る時は問題ないのですが、少し乗った後にセルが回らない時がある」との問い合わせでお預かりしたリード110。 ちょうど症状が出てくれたのでそのまま診断を始めました。

フロントカバーを取り外し点検。ECUやバッテリー、各種リレーが搭載されている。

キーをONにすると警告灯が点灯し、そのまま消灯。ここまでは通常の作動。そしてセルボタンを押すと警告灯が点灯し、リレーが作動する音が聞こえます。そのままセルボタンを押し続けているとリレーの音に合わせて警告灯が一瞬消えてまた点灯するのを繰り返します。普段異常がある場合の警告灯の表示とは異なります。もし電気的な異常があった場合の警告灯の点き方は、異常があればその時点で点灯。そして点灯しっぱなし。もしくはキーONの状態から警告灯が点灯し続けます。この事からセンサー類の故障では無いと結論付けました。

シート下のトランクを外した様子。配線やスロットルボディが見える。

回路図を見ながら故障箇所を検討して行きます。こちらのリードの場合多数のバイクに多いスタータースイッチ→スターターリレー→セルモーターの流れではなく、間にECUが絡んでいる少し複雑な構造です。この事を踏まえてテスターを当ててチェックして行くと、セルが回らない時にはスターターリレーまでは電気は来ているが、そこからセルモーターまで電気が来ていない事が判明しました。故障はこの間にあると仮定し、ハーネスの怪しそうな箇所を調べて行きます。

ハーネスの拡大写真。ガイドのステーと当たる部分にテープのほつれが確認出来る。

すると、位置決めのステーの箇所に被覆のほつれた箇所を発見。被覆を剥いてみるとセルモーターへと続く赤/白の配線が露出していました。試しに露出した所をステーから離すと正常にセルモーターが作動し、押し当てるとセルが回らないという症状を再現することが出来ましたので、この箇所を丁寧に保護を行い、少しゆとりを持たせて配線し故障修理は完了いたしました。

裏側で直接確認できない所を鏡でチェックした所、被覆の破れが確認出来る。
対象車両情報
メーカー・ブランド
ホンダ
車種
リード・EX
作業実績タグ

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