2018/11/02 13:30:36 更新ショベル 腰上 オーバーホール / 1983Y FXWGハーレーダビッドソン FXWG

3年前にご納車した車両。 オーナーさんも3台目とあり、扱いには慣れているご様子。 「じわーっとやっていくよ」的に始まったショベルなハーレーも、ある日「エンジンから変な音がしたんだよね」と。 その直後にエンジンオイル交換すると、やけにメタリックな色合いに。。。。 早速開けて見ます。

オイル下がりを起こしていました。ステムシールもお疲れ気味。

バルブガイドも打ち替えですね。 メディブライトでさっぱりさせます。

ガイドの打ち替えも綺麗にした方がやりやすい。

ヘッドワーク完了。

ガイド打ち替え。バルブリフェース。シートカット。 ヘッドワークは大事ですね。。。

ブルーバイトン・バルブステムシールを使えるように加工致しました。このステムシールの組み付けには、ちょっと一工夫しないとインテーク側が簡単に抜けてしまいます….。


シリンダーもアタリを付け直し、完璧な真円に近づけてあります。

純正Sカムにも問題がありました。。。

バルブトレインも変換。クイックリータイプのプッシュロッド。

エボ以降の油圧タペットを採用。

新旧カムシャフト



インテークのクランプにも難あり。締めないと漏れる、締めすぎても漏れる。終いにはシワが寄って漏れる。結局漏れるんかい。

ステップレスのイヤークランプに。

組み付けは、ややムズです。

十分にオイルを回しエンジン始動。 慣らし運転からですが、なかなか良好な感触。 キックペダルの踏み心地は以前より明らかに固く、圧縮圧力が漏れてない具合が伝わってくる。そこから、適切なガスを送り込み踏み抜けば軽やかに一発始動。走ってみると、ずいぶん元気になりました。ズカダカ感も十分にありつつ、ヘタなツインカムよりも よっぽどか速い。気持ち良い加速ですな。エボの車両と走ったらエボが置いていかれるでしょう。 慣らしが終わるまではモジュール内部の設定で3,000回転でレブるように設定。パソコンを使わないと設定変更(解除)できません。(ダイアルを弄ってもダメってことですね) メゲずに慣らし運転、よろしくです!
対象車両情報
- メーカー・ブランド
- ハーレーダビッドソン
- 車種
- FXWG