2019/09/25 20:13:20 更新CB400SF(NC39)教習車 セルモーター分解作業 西脇市ホンダ CB400Super Four

今回は、セルモーターの分解作業です。 さすがのライセンスモデル、セルモーターの使用回数は格段に多いので、不具合発生致します。 分解です。 当、CB400SF・もですが、セルモーターを取り外す為に、キャブレーター・冷却パイプなど取り外す必要が御座います。

小さなモーターですが、高回転で高トルクを発生させます。 内部ブラシが消耗し、ステックすると言った不具合は多いです。

内部です。 長年のブラシが消耗したダストが堆積しています。またブラシも磨り減っています。

まだ、CB400SFは、水冷にてエンジン冷却が良い為、ブラシの消耗もゆっくり?(表現が・・・)ですが、空冷のCB750はもっと消耗致します。 セルが回り難い時、モーター本体を叩くと、何とか回転する場合は、ブラシ磨耗が考えられます。

一応、コンミュテーターの抵抗と鉄心の絶縁を点検し(当然大丈夫です)その他、簡単な点検を施し・・・

新しいブラシやホルダーはこんな状態。 部品代はそんなにですが、手間賃が・・・多いです。

回転とトルクを確認し、モーターのオーバーホールは終了。 ちゃんと押さえておかないと、モーターが暴れる位の、トルクを確認して終了。

車両に搭載し、冷却パイプ・ホースをつなぎ・・・。

キャブレーターを搭載し、冷却水・外装など組付け、完成です。 安定した始動を繰り返します。 セルモーターの分解は以上です。 この車両の走行距離は、2006年型で約1.7万キロ。一般車両でしたら、もっと走行距離は延びます。 しかし、セルモーターの使用回数は、何百・・カナ?分の一の回数でしょう。 一般車両では、あまり発生しない症状かもですが、多少古いオートバイは、当現象が起こる可能性も御座います。また、長期乗っていないオートバイなども。 もし、エンジン熱でクリアランス大になった空冷車両などは、エンジンステックセルが回らない場合は少しエンジンを冷やす必要か、発電・充電系がOKで、バッテリーが大丈夫なら、ジャンプスタートさせる場合も御座います。 もし、不具合が発生し、発電系統がOKなら、セルモーターを少し叩くにて回ればブラシの消耗が考えられます。また、オートバイのミッション車両は、自動車では出来ない下り坂を使ってのエンジン押しかけなどで、もしのトラブルの際に慌てない対策も知ってたら、余裕な心があり結果、事故などにも回避出来ます。知識として頭の隅に置いて頂ければ幸です。
※当店は二輪車の近畿運輸局認証工場です。ブレーキ・エンジン等の脱着オーバーホール(分解・清掃点検・交換)作業を施すには、運輸局による認証が必要です。測定機器・経験など認定される場合は国の厳しい基準にて工場が審査されます。分解整備点検は、国の法律(道路運送車両法第80条)にて、認証工場・指定工場にての車両を点検整備することが基本となっております。 はぎはらモーターは、一台一台、中古車もですが、心を込めて点検整備しています。お客様が気持ち良くオートバイライフを送って頂ける様アドバイス等、真摯にお答えしたいと思っております。是非ご用命をお持ちしております。
費用
項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
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ブラシホルダー | 1 | 1,160 | 1,160 | 課税 | 交換 |
ブラシターミナルセット | 1 | 1,100 | 1,100 | 課税 | 交換 |
カーボンブラシスプリング | 1 | 195 | 195 | 課税 | 交換 |
Oリング | 1 | 240 | 240 | 課税 | 交換 |
冷却水 | 1 | 2,200 | 2,200 | 課税 | 交換 |
キャブレーター・冷却パイプ脱着セルモーター分解組立工賃 | 1 | 12,800 | 12,800 | 課税 | 修理 |
課税-小計(①) | 17,695円 |
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消費税(②) | 1,415円 |
税込み-小計(③) | 0円 |
消費税 | 0円 |
非課税-小計(④) | 0円 |
値引き(⑤) | 0円 |
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 19,110円 |
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対象車両情報
- メーカー・ブランド
- ホンダ
作業時間目安
2時間