こちらは先日修理でご入庫いただいたスズキアドレス110です。 2サイクルエンジンの旧モデルですが、デザインはかっこいいですね。 半年以上乗らずに置いていてエンジンがからなくなり、レッカー車にてご入庫いただきました。

走行距離は46000キロ、エンジンは以前うちでオーバーホールさせていただいております。

セルを回しすぎたようでバッテリーが放電していました。 短時間で放電させたのであれば充電で回復する可能性が高いので、他の整備をしている間に充電しておきます。

症状を確認し、だいたい原因が掴めたので早速作業にかかります。 まずはメットインを取り外します。

キャブレターを取り外しました。

分解してみると中にはエンジンオイルがたっぷりと満たされていました。 中古車整備でも良くありますが、乗らずに置かれていた2サイクルエンジンでは定番のトラブルです。

溜まっていたオイルを洗い流したら分解清掃します。

組み付けてエンジンの始動を確認します。 すぐに始動しました。 バッテリーも充電でＯＫでした。

クランクケース内にもオイルが溜まっていたのでしょう。 ちょっと白煙が多いですが、この後テスト走行しているうちに気にならない程度にまで薄くなりました。

作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。