こちらは修理でお預かりしたホンダＤＩＯです。 エンジンの調子が時々悪くなるとの事です。

お客さんのお話しではキャブレターが怪しそうなので分解してみます。

フロートチャンバーに錆がたくさん沈殿しています。

問題は錆の発生元です。 いくらキャブレターを清掃しても根本的な発生原因が解消されていなければまたすぐ同じ事になります。燃料タンク内に少し錆が発生していました。

タンクを外すため後ろ半分の外装を取り外します。

タンク内からは錆の塊や水分が出て来ました。 恐らくこれがキャブレターのジェット類を詰まらせていたのでしょう。

錆が酷ければタンク交換ですが今回は症状が軽いので清掃します。 燃料タンク専用のクリーナーを注いでしばらく放置します。

タンクの錆取り中にキャブレターのオーバーホールと組付けを終わらせます。

燃料タンクのクリーニングが終わりました。

タンクを取り付けたら燃料を入れてエンジンの始動確認です。 テスト走行して作業完了です。

作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。