こちらは修理入庫のライブディオです。 走行距離は約11000ｋｍ、エンジンはかかりません。高額修理になりそうなら買い替えたいという事でのお預かりです。

まずエンジンがかからなかった直接の原因はマフラーの一時的な詰まりでした。 次にプラグを点検します。随分汚れていたので交換しました

エアクリーナーエレメントもご覧のとおり劣化してボロボロ。触れると音も無く崩れる状況です。

スクーターの要、駆動系を調べます。

ドライブベルトは劣化が進んでいます。

これが外したベルトですが、何故かスズキ純正が装着されていました。 品番からしてアドレスＶ100用かな？

手前が新しいベルト、奥が古いベルトですが、長さが随分違います。 まあ動力さえ伝われば一応走れますが、かなり遅いでしょう。

ウエイトローラーも磨耗が進んでいるので交換しました。

中のパーツを全部取り外し、ケース内も清掃します。

カバーに組み込まれているキックスターターも動きが悪くなっていたので清掃・注油し滑らかに動くようにしてから組付けます。

バッテリーも寿命でセルスターターが回りません。 新品に交換します。

最後にテスト走行して作業は完了です。

エンジンが始動したと時点で少しテスト走行しましたが、整備後は変速が滑らかになり、坂道も力強くなりました。

作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。