フルモデルチェンジした新型ゴールドウイングは、トップケース付きのグランドツアラーを「ゴールドウイングツアー」とし、今回紹介するサイドケースのみのバガーカスタムを「ゴールドウイング」とした。
フラッグシップらしい上質さをそのままに、スタイリッシュでアグレッシブ。ハイエンドユーザー向け、言ってしまえば“オジサンくさい”従来型のイメージを一新して、フレッシュさに満ちあふれた若者に似合うモデルに生まれ変わっている。
見た目だけでなく、走りもエキサイティングだ。車両重量は従来型ゴールドウイングのバガー「F6B」より27kgも軽量化され、身のこなしが軽い。クルーザーとしての安定感はそのままに、乗り手が操りたいときには従順に言うことを聞いてくれるのだ。
ライダーモードを「スポーツ」に設定したときのスロットルレスポンスは鋭く、水平対向6気筒の加速は強烈としか言いようがない。どの回転域からでも図太いトルクを発揮し、5→6速化したミッションは低速側ではクロス気味に、高速側では逆にワイドレシオで低回転での高速クルージングを実現。スリッパークラッチはシフトダウン時の変速ショックを大幅に低減し、操作フィーリングも上質になっている。
また、電動スクリーンを下限まで降ろしたときの風を感じながらのライディングも爽快感があっていい。従来型では豪華さが退屈になってしまうこともあったが、新型は快適なのにワクワクが止まらない!
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