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スムーズなシフトアップ(アップシフト)のコツ

バイクに乗り始めたばかりのライダーにとって、スムーズなシフトアップは憧れかもしれません。今回は、バイク初心者やこれからバイクに乗ろうと考えている方におすすめのバイク知識、シフトアップの要点やコツについてお伝えします。

バイクのシフトアップ

バイクでは、ギアと呼ばれる歯車状の変速機を、必要に応じて入れ替えることで、シフトアップ(アップシフト)、シフトダウンを行い、エンジンパワーの性能を引き出しています。走行中に適切なギアへシフトチェンジが出来なければ、加速不足やエンストが起こる原因にもなります。

シフトアップを行う際の基本的な動作としては下記の3つがあります。

  • アクセルを閉める(戻す)
  • クラッチレバーを切る(握る)
  • チェンジペダルを上げる

これらを走行中のエンジン回転に合わせて素早く操作することで、シフトアップを行えます。

よりスムーズなシフトアップには十分なエンジン回転を

ギアには、一般的に1〜6速までの変速があり、ギア数が小さければ小さいほど瞬間的な加速力が強い代わりに、維持出来る速度が低いという傾向があります。たとえば、1速や2速にギアを入れた状態では走り出しはスムーズですが、20〜30km程度までの速度維持が適切だとされています。

反対に、4〜6速にギアを入れた状態では高速道路等で60km以上の速度を維持して走行するのが適切だとされています。そのようなギアの違いはギアを繋いでいる状態だけでなく、シフトアップにも関係し、それぞれのギアに合ったエンジン回転が無ければスムーズなシフトアップは難しいと言えます。

エンジンの回転不足で思うようにシフトチェンジが出来ない場合は、まずシフトチェンジ前にアクセルを開けてエンジンを回転させるような工夫を行いましょう。

よりスムーズなシフトアップには十分なエンジン回転を

クラッチ操作のコツ

次に、クラッチ操作のテクニックを高めてスムーズなシフトアップを行う方法です。クラッチはアクセルを閉めた状態でクラッチレバーを握るとギアを浮かせ、そこですかさずチェンジペダルの上げ下げを行うとギアが変速する仕組みとなっています。

入れたいギアが入ったら、クラッチレバーを離せばギアが繋がるのですが、慣れないうちはこのクラッチの握り方や力加減によって思うようにギアが入らず、冒頭で挙げたトラブルの原因となります。クラッチ操作のコツは、まず握る・離す動作をそれぞれ素早く行うことです。

なぜなら、クラッチを切る動作に時間が掛かると、エンジン回転が低下しスムーズなシフトチェンジがし辛くなってしまうためです。

まとめ

シフトアップの動作をおさらいすると、以下のステップになります。

1.アクセルを戻し、クラッチレバーを握ってクラッチを切る
2.チェンジペダルを上げて、1段階上にギアに入れる
3.握っていたクラッチレバーを離し、クラッチを繋ぐ
4.アクセルを開けて加速する

この動作を、素早く行うことが重要です。シフトアップは、バイクに乗り続けていると無意識で操作出来るほど自然と身に付く操作です。この記事を参考に、スムーズなシフトアップで状況に応じた自由自在な変速を行いましょう。

本記事は、2016年11月16日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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