バイク買取・中古バイク査定ならグーバイク買取。相場検索、専門家のサポート

バイクの再メッキとは?旧車好きが注目するメリットとデメリット

色褪せた旧車をピカピカにしたいときには、再メッキを施すことが一つの手段として挙げられます。しかし、再メッキには車体をピカピカにするなどのメリットだけでなく、反対にデメリットも存在します。

再メッキを行なうにあたり、まずは再メッキについてメリット・デメリットの両方を押さえておきましょう。

再メッキなどの方法を模索中であったり、業者に依頼する際の注意点を知りたい方は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。

バイクの再メッキとは

まずメッキとは、金属や非金属などの表面に、金属を成膜させる技術の総称を指します。メソポタミア文明の時代から行われるメッキには、約3,500年もの歴史があるといわれています。ちなみに日本における伝来は、中国から仏教文化と同時期です。日本人なら誰もが知る東大寺の大仏には、国内最大規模のメッキが施されています。

再メッキとは

再メッキとは、旧車におけるメッキ被膜の腐食や錆などが生じたところに、補修をしてピカピカにする施工の総称です。この方法は、バイクだけでなく普通自動車やアクセサリーといったさまざまな金属製品に使われています。バイクの再メッキの流れや施工方法などに興味がある方は、ぜひ以下のページもチェックしてみてください。

再メッキの作業実績一覧

バイクの再メッキの役割とメリット

バイクの再メッキの役割とメリット

再メッキを中心とするメッキの施工には、以下のような利点があります。

装飾

再メッキが注目される大きな理由は、古びたバイクなどに見た目の美しさを与えてくれることです。例えば、古い旧車は、錆や経年劣化などによって金属部分がボコボコで汚くなっているものも多いと思います。こうした車両に再メッキを施すと、新車のようなピカピカの見た目になります。また、装飾メッキのようにショーカーのような仕上がりになる種類があるところも、この技術の大きな魅力です。

防食

バイクの美観を維持するには、再メッキによる防食の効果も必要です。錆や穴が補修されたあとに再メッキが施されると、当然のことながらそれ以上の劣化が進みにくくなります。また、大事な旧車を長く乗るためには、再メッキなどの技術を使って金属部分を保護することも必要となるでしょう。

バイクの再メッキのリスクとデメリット

旧車にショーカーのような輝きをもたらしてくれる再メッキにも、当然のことながら、いくつかのデメリットがあります。そしてリスクにもつながるこれらの特徴は、バイクの再メッキを断念するときの理由になることもあるようです。

多大な手間と工賃がかかる

バイクの再メッキにおける特に大きな問題は、最初に現状のメッキの剥離や腐食した部分の補修が必要だということです。剥離の際には、対象パーツを薬品に漬け込んでメッキを溶かすなどの作業が必要となります。

そのため、本作業までに多くの準備が必要となるこの施工は、加工代だけでも他の選択肢の2~3倍と非常に割高な特徴があるのです。

再メッキ専用の設備と技術が必要

再メッキの施工をするには、剥離の薬品漬けに使う専用設備を用意しなければなりません。そのため、再メッキは、この設備を持つ業者だけができるということになります。また、大きなパーツの再メッキをするときには、その部品が入る設備かどうかというのも、大事なチェックポイントになってくるのです。

再メッキにはリスクがある

再メッキにおける大きなリスクの一つは、薬品を使った剥離や研磨作業によって、素地に傷みや荒れが生じる可能性が高いことです。そして最悪の場合、再メッキにたどり着く前にパーツに穴があいてしまうこともあります。

経年劣化がひどい旧車の場合、再メッキに向けた剥離を開始しても、素材の影響によって「これ以上は作業を進められない」と判断されることがあります。これは、持ち込まれたバイクが旧車の場合、万が一のときに整備工場側で同じパーツの用意ができないからです。

そのため、あまりにも古くボロボロなパーツの再メッキをする場合、その状況によっては作業が中断となり、バイクが返却される可能性もあるととらえたほうがいいでしょう。

まとめ

再メッキとは、古いメッキを剥がして再びメッキをする技術の総称です。この施工には、バイクにショーカーのような美観や耐食性をもたらすメリットがあります。ただし、薬品を使って行なう剥離や研磨は、専用設備や技術を持つ業者だけができる非常に繊細な作業です。

また、業者が設備を所有していても、あまりにパーツが大きすぎたり、薬品による素地の傷みや荒れが著しい場合は、再メッキに到達する前に作業が中断することもあるといわれています。そのため、唯一無二の存在ともいえる旧車の再メッキを依頼するときには、施工実績などを確認しながら、慎重に業者選びを行なうようにしてください。

本記事は、2020年6月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

topへ戻る