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バイクシートのクッションでお尻が痛くなったときの対処法!おすすめのシートクッションや自分で交換する方法も紹介

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ロングツーリングなどをしていると、お尻が痛くなってしまう経験をした方も多いのではないでしょうか。少しずつお尻の位置を変えたり、スタンディングポジションで誤魔化そうとしたりするのも限界があります。長時間のツーリングの場合に痛みを皆無にするのは難しいですが、そうはいってもできるだけ痛みを軽減したいものです。

また、バイクに長い間乗っていると、徐々にバイクシートのなかのウレタンが劣化し、クッション性がなくなってしまいます。これがお尻の痛みの原因になることもあるため、ウレタンが劣化している場合は、ウレタンを張り替える必要があるでしょう。

この記事では、バイクのシートでお尻が痛くなったときの対処法を詳しく紹介します。おすすめのシートクッションや自分でウレタンを交換する方法なども解説しますので、最後までご覧ください。

バイクのシートでお尻が痛くなる原因

バイクのシートでお尻が痛くなる原因

そもそもなぜバイクのシートでお尻が痛くなってしまうのでしょうか。お尻が痛くなる原因を説明します。

シートが衝撃を吸収しない

バイクのシートのなかには、ウレタンなどでできたクッションが入っており、衝撃を吸収してくれます。しかし、もともとのクッションが薄い場合や、クッションが劣化している場合は、衝撃が十分に吸収されません。

衝撃が吸収されないことで、シートと触れているお尻の部分が圧迫されて血行が悪くなり、時間が経つとともに痛みを感じるようになります。

ウレタンが劣化する原因

シートのなかに入っているウレタンが劣化する原因としてまず考えられるのは、年月が経つことでウレタンの性能が落ちる経年劣化です。ウレタンは材質の性質上、時間とともに加水分解が進んでいき次第に硬化、最終的にはボロボロの粉状になってしまいます。つまり時間が経つにつれて、徐々にクッション性が失われていきます。

また、シートが何かに引っかかって破れた際に、なかのウレタンにも傷がついてしまうこともあるでしょう。シートが傷ついてウレタンが露出し、太陽の紫外線や雨にさらされることで、加水分解が早く進んでしまいます。

バイクのシートでお尻が痛くなった場合の対処法

バイクのシートでお尻が痛くなってしまった場合には、どのように対処すればよいのでしょうか。とりあえずの対処法であれば、バイクに座る位置を少しずつずらすことで血行障害を少しは緩和できます。しかし、それではその場しのぎにしかなりません。ここではその場しのぎではない根本的な解決方法を3つ紹介します。

シート本体を取り替える

まず考えられるのは、シート本体を丸ごと新品に取り替えてしまう方法です。車種にもよりますが、作業は難しいものではなく、初心者でも十分できる内容でしょう。

ただし、シートのクッションがもともと薄い場合は、新品にしてもなにも解決しません。また、ほかの方法と比べて金額が高めになってしまうのも難点です。また、珍しい車種だとシートが見つからないこともありえます。

社外品のシートクッションを購入

次は社外品のシートクッションを取り付ける方法です。薄手の座布団のようなクッションをマジックテープなどでシートに巻き付けて固定するだけのため、作業も難しくありませんし、金額も比較的低額で済むはずです。シートクッションがもともと薄い場合に効果を発揮するでしょう。ロングツーリングなどで長時間バイクに乗る場合にも、シートクッションを追加すれば、お尻の痛みや腰痛の予防になります。

一方でクッションが劣化している場合、社外品のシートクッションを取り付けても一時的な対策にはなるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。

シートクッションを張り替える

もう1つの方法として、クッションを張り替える方法があります。クッションが劣化している場合には効果的ですし、シート本体を丸ごと交換するのと違って、金額もそれほどかかりません。

難点は、自分で張り替えるには技術力や手間が必要な点です。特にもともとのシートクッションが薄い場合は、「アンコ盛り」といって自分でクッションの厚みを調整しなければならず、難易度が高くなります。

シートクッションのおすすめ3選

バイクのクッションがもともと薄い場合などは、社外品のシートクッションの追加でかなり改善されることもあります。シートクッションの追加は、手軽に行なえるのもメリットです。ここではおすすめのシートクッションを3点ほど紹介します。

EFFEX(エフェックス)|GEL−ZAB(ゲルザブ)

EFFEX(エフェックス)の「GEL−ZAB(ゲルザブ)」はゴムの形状回復性とゲルの流動性を併せもち、ウレタンの5~10倍の衝撃吸収力がある「EXGEL(エクスジェル)」が採用されている製品です。

エクスジェルは、医療用具からレースまで幅広い用途で使われており、座圧を分散したり振動を軽減したりする効果があります。さまざまなシートに対応する「ゲルザブR」は厚さ12mmと薄型のため、クッションを取り付けた場合でも、足つきは良好です。難滑性レザーが使われており、滑りにくいのもメリットといえるでしょう。

クッションは「ゲルザブR」のほか、オフロードバイクなどシートが長い車種用の「ゲルザブD」、シートに内蔵してしまうタイプの「ゲルザブS」がラインナップされています。

KOMINE(コミネ)|3Dエアメッシュシートカバー

KOMINE(コミネ)の「3Dエアメッシュシートカバー」はメッシュが採用されています。シートクッションは、夏に蒸れてしまうことが欠点です。しかし、「3Dエアメッシュシートカバー」は、お尻とシートの間にメッシュによるすき間ができ、そのすき間を走行風が吹き抜けることで蒸れが軽減されます。涼しいだけではなく、衝撃吸収や振動軽減、座圧を分散する機能もあります。

厚さは6mmと薄いため、足つきも良好です。1,000円台で購入でき、コストパフォーマンスも優れています。

DOPPEL GANGER(ドッペルギャンガー)|バイク用シートクッションセット

DOPPEL GANGER(ドッペルギャンガー)の「バイク用シートクッションセット」はゲルクッションとメッシュクッションの2枚がセットになっている製品です。2枚を同時に使うこともできますし、別々にわけて使うこともできるため、さまざまな応用ができます。

例えば、冬はメッシュクッションを取り外したり、二人乗りのときは2枚のシートクッションをわけあったりすることが可能です。2枚重ねで使った場合は若干足つきが悪くなってしまうことがデメリットですが、足つきが気になる場合は、1枚で使用すればよいでしょう。

シートクッションの張り替え方法

バイクのシートクッションの張り替えは自分でもできます。バイクのメンテナンスやDIYに慣れていないと難しく感じるかもしれませんが、一つ一つの作業を丁寧に行なえば大丈夫です。張り替えに必要なものや作業の手順、注意点を解説します。

用意するもの

シートクッションの交換を確実に行なうために、以下の道具をホームセンターやインターネットショッピングなどでそろえておきましょう。

  • レンチまたはドライバー
  • ミニバール
  • マイナスドライバー
  • ラジオペンチ
  • 替えウレタン
  • タッカー・タッカー針(針)
  • ボンド
  • 新しいシートカバー(張り替える場合)
  • ステープルリムーバー
  • 防水ビニール

レンチ、ドライバーはシートの取り外しや取り付けに必要です。バイクに合わせたものを用意してください。

シートカバーはタッカー針で固定されています。多くはマイナスドライバーとラジオペンチで抜けますが、マイナスドライバーでは抜けにくい場合に備えて、ミニバールを用意しておくと安心です。マイナスドライバーとラジオペンチの代わりに専用のステープルリムーバーを用意してもよいでしょう。

替えのウレタンは、車種によっては専用のウレタンが販売されていることがあります。専用ウレタンがない場合は、一般のウレタン材を加工して貼り付けましょう。

タッカーとは大きなホッチキスのような工具のことです。タッカー自体は100円ショップでも販売していますが、打ち込み力が弱いことがあるため、ホームセンターで販売しているものを使うのが無難です。タッカー針が短すぎるとすぐに外れる可能性があるため、6mmもしくは10mmのタッカー針を用意しましょう。

新しいシートカバーの生地は、雨や紫外線に強い「アウトドア用」がおすすめです。防水性のない生地を選んだ場合、シート内に水が染み込んでクッションがすぐに痛んでしまうおそれがあります。

張り替え方法

次にウレタンの張り替え順序を解説します。

  1. バイク本体からバイクシートを取り外す
  2. マイナスドライバーでシートカバーを固定しているタッカー針を外す
  3. シートのカバーをはがす
  4. シート内部のウレタンを取り外す
  5. シート本体に残っているウレタンをきれいに取り除く
  6. シート本体にボンドを塗る
  7. シートに替えウレタンを貼り付ける
  8. シートのカバーをタッカーでとめる
  9. バイク本体に張り替えたシートを取り付ける

注意点

タッカー針の取り外しは、マイナスドライバーで浮かせてからラジオペンチで抜き取ります。マイナスドライバーで浮かせるときに、針が飛んでしまうことがあるため注意してください。安全メガネを着けて作業すれば安心です。深く刺さっていてマイナスドライバーで浮かせるのが難しいときは、ミニバールを使います。

ウレタンとシートカバーの間には防水ビニールを挟むようにしましょう。シートカバーがアウトドア用でも、縫い目は防水ではないことがほとんどで、そこから水が浸入することがあるためです。防水ビニールは薄めのゴミ袋などでも代用可能です。

防水ビニールを挟んでおくと、ウレタンとシートカバーの間の摩擦が減り、シートカバーを交換しやすくなるメリットもあります。

シートカバーをタッカーで留める際は、まず仮留めで位置を調整するのがコツとなります。最初から本留めしてしまうと、位置を動かさなければならなくなったときに再度タッカー針を抜かなければならないため、作業の手間が大幅に増えます。

シートカバーの位置が決まれば、次は本留めを行ないましょう。シートカバーにシワができないように引っ張りながらタッカーで留めてください。浮いているタッカー針があった場合は、ペンチなどで奥まで押し込んでおきます。

シートカバーの留め方は、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

バイクのシートを張替える方法を解説!注意点や簡単にできる補修方法も紹介

シートクッションの交換をプロに依頼した場合

シートクッションの交換は自分でも可能ですが、手間や時間がかかってしまいます。また、バイクのメンテナンスやDIYに慣れていない場合は、難しい作業になるでしょう。確実な作業や安心を求めるのであれば、バイクショップに任せたほうが安心できます。

バイクショップに任せた場合の工賃は、1~3万円程度が相場です。金額は高いかもしれませんが、自分でやるよりは確実にきれいに仕上がるでしょう。

グーバイクでは全国約2,000の加盟店のなかから、お近くのバイクショップを探せます。作業実績や工賃の目安などもわかりますので、下記リンクから一度お試しください。

シートの張り替えや修理の作業一覧

まとめ

バイクシートのクッションでお尻が痛くなってしまう原因としては、シートクッションがもともと薄い場合とクッションの経年劣化が挙げられます。お尻が痛くなった場合の対処法としては、シートを丸ごと交換する方法、社外品のシートクッションを追加する方法、シートクッションを張り替える方法の3つがあり、それぞれに金額や手間などでメリットとデメリットがあります。

シートクッションの張り替えは自分で行なうこともできますが、難しいと感じる方や美しい仕上がりを求める方は、バイクショップに依頼したほうがよいでしょう。

本記事は、2022年3月7日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。