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ウインターウェア その実力
バイク用ジャケットメーカーに聞く ウインターウェア その実力
時速100km/hでの走行時の風速は27.8mにも達する
しかもライダーはこの過酷な条件のなかを長時間走行するのだ
この状況でもビクともしないウエアの実力は本当にすごい!
実戦で鍛え上げられ熟成を重ねた強み
 時速100km/hでの走行時の風速は、大型台風と同程度の強さを持ち、それは屋外での行動が危険となり、ブロック塀が壊れるほどの破壊力なのだ。ライダーはそのなかを長時間走るという、ウエアの観点からみたら極めて特殊で過酷な状況だ。その状況にも耐えうるタフなウエアの秘密とはいったいなんなのだろうか? そこで総合スポーツウエアブランドのゴールドウイン・福田氏へ話をうかがってみた。
「バイク用ジャケットとは、そのほかのウインタースポーツ用ジャケットと比べて過酷な状況を強いられるだけに、実際の走行をしての開発が重要になってきます。ジャケットなどの開発にはモニターを毎回募集して、プロからだけでなく、ユーザーの意見も積極的に取り入れています」
 この地道ながらも、実走で鍛え上げられているからこそ、細かいところまで抜かりない造りなのだ。そのために実走を重視することから、ゴールドウインには試作品を試すために専用のビッグネイキッドバイクとスーパースポーツの2台を会社のバイクとして所有しているのだ。
「試作品ができると、さっそく身につけて、会社のバイクで走りにいくんですよ。だから、グローブが左右で別々のモノなんてこともよくありまして(笑)。新作のカッパができたときには、わざわざ台風のなかをカッパを着込んで走りにいきました」
 この改良の積み重ねが、国内で96年に発売され、10年目を向かえる左のフラッグシップモデル、GWS Euroロングジャケットに表れている。こうあったらいいのに、というものが具現化されているのだ。
「総合スポーツウエアメーカーであり、スキーウエアをはじめとしたスポーツジャケットのノウハウがあるので、運動性と快適性を両立することには、こだわりを持っています」
 ウインタージャケットでも運動性の求められるところには防風・防水・透湿のストレッチ素材を使っていることからもうかがえる。
 また、ヨーロッパでも展開してしているEuroモデルは、欧州の高い安全性も基準もクリアしている。
 つねに進化し続けるジャケットの先駆者的存在のゴールドウイン。今後もその進化は留まることはない。
ウインターウェア&防寒グッズカタログ
防寒対策商品はジャケットやパンツだけじゃない!
インナーや冷気の侵入を抑える便利グッズなど盛りだくさん
複合的に利用した効率的な防寒対策をして、冬の寒さを楽しんじゃえ!
Outer Pants Gloves
Innner Warmer
ZOOM UP
GWS Euro ロングジャケット
GOLDWIN
●10万2900円
GWS Euro ロングジャケット
1
マチ付き胸ポケット マチ付き胸ポケット
フラップを開いた状態をキープするベルクロとマチ付きなので高速券を入れやすい。高速走行でも安心の固定ドットボタン採用。
2
ウインドシャットウォームフラップ ウインドシャットウォームフラップ
走行中にダイレクトに風を受け、ウィークポイントとなる前面部分だけに、着脱可能な中綿入りの特大フラップが付いている。
3
メガネ用Dカン メガネ用Dカン
ヘルメット着脱の際に、意外に置き場に困るってしまうメガネやサングラス。そんなときにこのDカンが役に立つのだ!
4
動きやすいストレッチ採用 動きやすいストレッチ採用
ヒジ上からワキまでの可動部分に取り付けられたストレッチ素材は、防水・透湿性と伸縮性をあわせ持つ。
5
車体へのキズを防ぐファスナー 車体へのキズを防ぐファスナー
通常とは表裏逆にファスナーを取り付け、さらに、スライダーが隠れるフラップが付く袖口。車体への傷つき防止のためだ。
リフレクター(背部) リフレクター(背部)
夜間ライディング時に後方車両からの視認性を高めてくれる、さりげないデザインの反射ワッペンを採用。
INTERVIEW
福田 斉 氏 株式会社ゴールドウイン
ウインター事業部
ゴールドウイン モーターサイクル
福田 斉 氏

通勤のときにも試作品を身につけて走っているという福田氏。ゴアウインドストッパーなどの高機能インナーをうまく組み合わせることも重要と語ってくれた。

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