レッドバロンが運営するライディングスクール岡崎で『5つ星品質』を取得した中古車のメディア向け試乗会が開催された。国産の高年式モデルはもちろん、輸入車や90年代の絶版車など、そのすべてが絶好調であった!
低速の粘りと高回転の伸びを両立させた並列3気筒エンジンが好評。個性的なルックスもポイントだ!
レッドバロンの中古車といえば国産車だけでなく、世界中のメーカーから選べるのも魅力のひとつ。13年落ちのトライアンフもしっかりとした整備によって、当時のままのアグレッシブな走りを楽しめるのだ。年式:2012年/走行距離:13,500km
ヤマハ最後の2スト250ccネイキッド。過激なレーサーレプリカとは一線を画した乗りやすさが魅力である。
甲高い排気音はライダーをその気にさせる。低速はそれなりだが、アクセルを開けるとさらに高くなる排気音とともに気持ちの良い加速を味わえる。年々少なくなる2スト、その本来の乗り味を今も楽しめるのは嬉しい限り!年式:1991年/走行距離:51,600km
試乗会では2台のYZF-R3も用意されていた。年式や見た目は全く同じなのだが、1台は重大な欠陥を抱えているという。これこそが、個人売買やネット通販に潜む大きな落とし穴なのだ。
@エンジンオイル量過多
エンジンオイルが規定量より多く入っているため高回転まで吹けない。最悪、エンジン故障の可能性がある。
Aリアディスクの曲がり
リアディスクが曲がっているため、ブレーキの効きに不具合がある。レッドバロンならACIDMで検出できる。
Bアライメント異常
前後のアライメントに異常があり、リアに対してフロントが11mmずれている。これもACIDMなら検出可能だ。
パソコンやスマホの写真ではバイクの状態は分からない!
今回の試乗会で用意された2台のYZF-R3は、年式も見た目も同じ。もしこれがネット通販や個人売買であれば、2台とも「絶好調」の売り文句とともに売られているのだろう。
しかし、これが大きな落とし穴。じつはこのうち1台にはアライメントの異常やリアディスクの曲がりなどの不具合が隠されているのだ。当然ながら、そんなことは写真だけでは分からない。いや、筆者は目の前で実車を見ているのだが、それでも分からない。そして走り出すと異常が分かるのだが、その時にはあとの祭り。なぜなら多くの場合、こうした売買は「ノークレーム・ノーリターン」だから。
レッドバロンはこうした中古車売買の風潮に警鐘を鳴らしてきた。そして、このような「被害者」を減らすために『5つ星品質』など、独自の品質保証を行ってきたのだ。
バイクは楽しく乗るもの。被害にあって、悲しみながら乗るものではない! それがレッドバロンの取り組みなのだ。