
CBを今、買う理由
ホンダのロードスポーツを代表するモデル「CB」シリーズが誕生から60周年を迎えた。ひとくちに「CB」といっても、現行モデルだけでも125~1300cc、空冷エンジンからスーパースポーツ譲りのハイパフォーマンス、さらにスタイリングもさまざまだ。では、果たして「CB」とは一体何なのか? その歴史や現行モデルの詳細を見ながら、その魅力を紐解いていきたい。Text/Toshiyuki Sagayama・Satoru Ii Photo/Shigeru Tokunaga
国産バイクの歴史とともに歩んできた普遍のブランド
CB400スーパーフォアやCB1100など、ホンダの多くのロードモデルに冠されるのが「CB」という名称。その歴史は古く、60年前の1959年にはじめてCBの名のつくモデルが誕生した。
それがCB92。それまで発売されていたロードモデル「C92」をベースに、低めのハンドルバーや軽快なイメージのフェンダーなどを装着することで、スポーツイメージを全面に押し出したモデルである。
そう、CBは当時はホンダの「スーパースポーツ」に名付けられる名前であり、その後も世界最速を謳ったCB750フォアやヨーロピアンデザインを取り入れたCB750Fなどをリリース。また中型クラスにおいても、カフェレーサースタイルを持つCB400フォアなど、多くの人気モデルを輩出してきたのだ。
今では純然たるスーパースポーツは「CBR」に引き継がれたが、それでもCBが持つアイデンティティーは健在。バイクの楽しさを突き詰めた同シリーズは、スーパースポーツ譲りの性能を持つモデルから、オートバイらしさ溢れるスタンダードモデルまでバラエティー豊かだ。
バイクの魅力を知るには、まずCB! 記念すべき60周年の今年、バイク選びの選択肢に加えてみてはいかがだろうか。
