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冬に効く防寒バイクライフ
Text/Morimutsu Kurihara Photo/GooBike

防風性能の高いカウル付き車両は冬の防寒に効く!

ツアラー
ツアラー
ネイキッド
ネイキッド
カウルの有無に表れるプロテクション性能の差
カウルを装着するツアラーは身体が走行風にさらされるネイキッドと違い、上半身を中心に高いウインドプロテクション性能を有する。大型ツアラーともなれば下半身に当たる走行風さえもプロテクトするのだ。

身体を温める秘訣とは?

身体を温める秘訣とは?
ツーリング先で身体を温める方法は、温かい食べ物をカラダに入れたり、足湯で体温を上げたり、ライダーによって色々だろう。だが食材のなかには、体温を下げるものもあるので注意が必要だ。冬の食事は、できるだけタンパク質を上手に取り込むこと。摂取エネルギーの約30%が熱となるタンパク質は、脂の少ない肉、魚、卵、などに含まれる。
身体を温める秘訣とは?
 同じ気温であっても、身体に当たる風によって体感温度は大きく変わる。一般的に、風速1mに付き体感温度は1度低く感じると言われ、時速60キロでは約17度、温度が低くなる。だから、バイクの防寒対策は防風対策でもあるのだ。
 そこで注目したいのが、ツアラーモデルやビッグスクーターに代表される大型のカウルを持つモデルだ。もともとカウリングは、ロードレースにおいて空気抵抗を減らし、高速域の安定性と最高速度を高めるために生まれた。だが、それはライダー目線で見れば、ライダーに当たる風を防ぐこと(ウインドプロテクション)に役立つもので、ツアラーの大型のカウルはそこから生まれた。防風性能が高いと言うことは、すなわち低い気温の中を走行しても走行風で体温が奪われにくくなるということになるのである。
 しかも、バイクで走行するときの防寒は安全な走りにも影響を与える。寒さに身体をこわばらせライディングすることは、不意のアクシデントに遭遇した時に身体の反応が鈍くなる。身体を温め各部の緊張がほぐれた状態でライディングすれば、より安全に走れるというわけだ。
 次のページ以降では、具体的な防寒方法や防寒に優れた車両と、それらに関するグッズやウェアなどのアイテムを紹介して行こう。
ウェアで上手に防寒
ウェアで上手に防寒
アウターばかりに目がいきがちなウェアだが、実はインナーウェアでこそ保温性能は変わる。ベーススレイヤー(アンダーウェア)やミドルレイヤー(中間着)にも気を使うようにしたい。

冬のライディングで注意すべきポイント

恐ろしい路面凍結
見分けるコツとは?
恐ろしい路面凍結見分けるコツとは?

路面凍結は山間部やトンネルの出入り口など陽当りが悪い場所と、橋の上が危険だと言われる。また時間的には夕方よりも朝方が危険。路面が凍結するのは−3度付近からと言われるが、風が温度を低下させるので、外気温が3度ぐらいあってでも前述の場所では凍結する可能性が高い。さらに山間部では、雪解け水やわき水などの凍結にも気をつけよう。

冬場のオイル管理は乳化にご用心!

冬場、外気温の低い状況ではオイル温度が上がりにくい。一般的にオイルの温度が低いと、流動性、潤滑性ともに悪く、エンジン保護の観点で良いことはなにもない。また粘度の高いオイルを使用していると、始動性そのものも悪くなる。そんな理由から、冬場は低粘度のオイルを選ぶユーザーが多い。その一方で注意したいのが、オイルが水分を含んでしまう乳化だ。原因はエンジン内部に発生する水蒸気。エンジン温度も上がりにくい冬には、短時間だけの走行だとその水蒸発が蒸発しきらず、水分となって残留。乳化したオイルは、トラブルのもとになる。 冬場のオイル管理は乳化にご用心!

バッテリ−の
電圧低下に注意!
バッテリ−の電圧低下に注意!

バッテリーは化学反応で電気を溜めたり出したりしているため、想定された使用温度から外れるとその能力は低下する。そのため温度の低い冬(暑い夏場でも)は、どんなバッテリーでも性能が落ちて、十分な電圧を発揮できなくなる。とくに長期間使用しているバッテリーは、性能の劣化と寒さによるダブルパンチで性能ダウンしているから、ある朝、突然「エンジン掛からない」なんてトラブルにも陥りやすくなる。 バッテリ−の電圧低下に注意!

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