大排気量
発展途上ジャンルだから新技術もドンドン出る！
ここ最近のブームを受け、毎年多くの新型ビッグスクーターが登場する。それらには、これまでにはない新機構や新技術が使われていることもある。ちょっぴりマニアックに、そんな新しい機構や技術に注目したスクーターライフなんていうのも、ありかもしれない。
たとえば、250スクータークラスで昨年のトレンドとなったのが、電子制御CVTの採用や進化だ。スズキも、スカイウェイブ250シリーズに電子制御CVTを採用したタイプMを追加。ライバルをしのぐ最高出力を発揮するDOHC4バルブエンジンとの組み合わせで、ニヤけてしまうほどの加速を味わえるようになった。
しかも今年3月のマイチェンでは、1.7速を自動変速してくれる7ATモードが追加。さらに、ブレーキを掛けながら素早いアクセル開閉を行なうとシフトダウンできる、スクーター初のスロット ルシフト機構も追加された。これによりタイプMは、よりイージーかつスポーティとなったのだ。
スズキ スカイウェイブ250 タイプM
- 新車価格： 70万3500円
- 中古車平均価格： 56万6000円 （※2008年8月現在の情報です）
- 最高出力： 19KW（26PS）／7500rpm
- 最大トルク： 25Nm（2.5kgm）／6000rpm
- 車両重量： 205㎏
- 定地燃費： 39㎞／L（30㎞／h）
スカイウェイブ650を踏襲し、変速に関わるスイッチを左側に集約。一見するとゴチャゴチャしているが、慣れるとこれはこれで使いやすい。
現行のスカイウェイブ250＆400は、14インチ径の前ホイールを履いていて、安定性も高い。ブレーキは左レバー操作時に前後連動となる。
車体下にリンク式のリヤサスを水平配置しているのも、スカイウェイブ250＆400の伝統。ライバルとは異なる構造で、快適性を追求している。
容量63Lと、現行フォルツァシリーズと並ぶ大容量を誇るシート下トランクがある。間口が広く、A3サイズのアタッシュケースも収納可能だ。
ヤマハ マジェスティ
- 新車価格： 70万2450円
- 中古車平均価格： 45万4000円 （※2008年8月現在の情報です）
- 最高出力： 14KW（19PS）／6500rpm
- 最大トルク： 22Nm（2.2kgm）／5000rpm
- 車両重量： 188㎏
- 定地燃費： 38㎞／L（60㎞／h）
昨年からの3代目は、電子制御CVTを採用。基本的にはいつもATだが、左手側にあるI-Sスイッチを押すだけで、いつでも高回転が使える。
ホンダ フォルツァZ ABS
- 新車価格： 75万6000円
- 中古車平均価格： 61万1000円 （※2008年8月現在の情報です）
- 最高出力： 16KW（22PS）／7500rpm
- 最大トルク： 22Nm（2.2kgm）／6000rpm
- 車両重量： 204㎏
- 定地燃費： 43㎞／L（60㎞／h）
フォルツァシリーズのうちZ仕様は、7速マニュアル変速もできる電子制御CVTを採用。さらに、ABS装着車やオーディオ装備車も選べる。
ジレラ フォコ 500
- 新車価格： 129万8000円
- 中古車平均価格： 129万1000円 （※2008年8月現在の情報です）
- 最高出力： 29.5KW（40PS）／7250rpm
- 最大トルク： 46.5Nm（4.7kgm）／5250rpm
- 車両重量： 253㎏
- 最高速度： 150㎞／h
前2輪、後1輪という珍しいレイアウトを採用した、一般的なバイクのようにバンクして曲がる3輪AT。日本では、今年春に発売が開始された。
