2018/11/09 10:26:49 更新GPZ900R ウォーターポンプ交換カワサキ GPZ900R
他店購入車両でしたが、車検の24ヶ月点検の際にウオーターポンプからのオイル漏れを発見しました。 インペラ軸のオイルシールからのオイル漏れと判断したので、お客様にポンプアッシーの交換をお勧めしました。 この車両のウオーターポンプのオイルシールは、年式によってはパーツリストに部品の番号が載っていませんが、実は交換用オイルシールの部品番号が存在しています。 オイルシールのみの交換でもオイル漏れが止まる可能性も有りましたが、年式を考慮してのアッシー交換のご提案でした。 しかしお客様のご意向としては今までに何回かアッシー交換をしており、今のポンプは2〜3万km程度の使用なのでオイルシールのみの交換をして欲しいと言う事でした。

最低限オイルシールの交換を行う事が決まりましたのでで、まずはポンプを外してみました。 その結果、内部のベアリングが完全に錆びてしまい、インペラの軸にガタが大きく出ている状態でした。

インペラの軸のガタが非常に大きいため、ポンプのケースとインペラが接触してしまっています。

この状態でオイルシールを交換しても全く意味が無いため、状況をお客様に説明した上でオイルポンプをアッシー交換することになりました。 交換に要する時間はわずかですが、部品の取り直し等でお預かりの期間は延びてしまいました。 今回のポンプを使用している距離数はそれほど多くは無いようですが、恐らく交換してから10年近くが経過していたかと思います。 GPZ900Rは冷却系統のトラブルが多い車両です。 クーラントの定期的な交換はもちろんのことですが、怪しいところが有りましたら早めの対処が大事ですね。 ロングセラーの人気車ですが、そろそろ欠品部品が出てきてもおかしく有りませんので、尚のこと部品が有れば交換をしておいた方が良いかもしれません。

当たり前ですが、新品はとてもキレイな状態ですね。 人気車ですし、同系統のエンジンも多いので、まだ部品はちゃんと有ります。 ただし、いつまでも有るかは分かりませんので、部品が有る内に換えておくというスタンスも大事になってきますね。

しっかり取り付けて、ファンが回るまでエンジンを回してみて、クーラント漏れ等が無いことを確認して、作業完了です!
※工賃や社外部品の金額は一般価格となっております。 当店購入車両は割引きが入りますので、お問い合わせ下さい。
費用
項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
---|---|---|---|---|---|
ウオーターポンプ | 1 | 13,800 | 13,800 | 課税 | 交換 |
Oリング | 1 | 180 | 180 | 課税 | |
クーラント | 3 | 330 | 990 | 課税 | |
交換工賃 | 0 | 8,800 | 0 | 課税 |
課税-小計(①) | 14,970円 |
---|---|
消費税(②) | 1,197円 |
税込み-小計(③) | 0円 |
消費税 | 0円 |
非課税-小計(④) | 0円 |
値引き(⑤) | 0円 |
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 16,167円 |
---|
対象車両情報
作業時間目安
48分