2023/01/12 20:12:15 更新アドレスV125S バッテリーが充電されないトラブルの修理。デリバリー車両にありがち案件スズキ アドレスV125S

デリバリーで使っているアドレスV125S、 バッテリーが上がってお客様自身で交換するも、数日で再びセル始動できなくなり、 走行中にFI警告灯もついたり・・ 年末に故障個所の特定と部品発注までやっておいて、年が明け修理となりました。

バッテリー上がりの原因は、ステーターコイル(発電コイル)の焼けによる発電の出力不足。 アドレスV125シリーズは、ステーターコイル交換にエンジンと車体を分離する必要があります。 けっこう面倒ですが、慣れているので半日あれば作業可能です。


今時のデリバリーの場合1日中稼働しっぱなしになりがちで、 温度が上がったままになるため、オイルの負担がハンパない・・ エンジン内部の汚れがかなりひどく、カバーの内側もオイル焼けしていました。 一般的な通勤などで20〜30分くらいの稼働状況であれば、 4〜5万キロくらいはステーターコイル逝きませんが、 デリバリーユーズの車両だと、半分くらいの時間でご臨終になるケースが多いですね・・(^^; ちなみにアドレスVシリーズは、年式によってステーターコイルに種類があり、 1万3千円くらいから〜2万オーバーと部品代の幅がすごい(;^_^A ので、 費用はここには明示しません。 水冷エンジンの他車種は、構造上熱の影響をうけにくく、同様のトラブルが少ない傾向です。 アドレスV125系は、オイル管理はもちろんですが、適度に休憩をはさみ、エンジンの温度を下げてあげると良いかもしれません(^^)